2007/07/21(土)大阪府 花博記念公園鶴見緑地 ~鉄線ジャカゴ(蛇籠)からネットジャカゴ改修~

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護岸の伝統的な工法の一つとして知られるジャカゴ(蛇籠)護岸は一般的なコンクリート護岸と違い陸地と水辺を遮断しない事で水辺生態系の保全や自然な水辺景 観維持には非常に有効な工法です。河川のみならずため池や公園内のせせらぎ・修景池等の護岸に用いられる事も珍しくありません。ここ花博記念公園鶴見緑地 内でも長期間数百mの延長に渡って修景池の護岸を担ってきましたが、老朽化が進み鉄線が破断・突出してしまっている部分も確認されたため、この度安全性を 考慮し鉄線(鋼製網)の撤去と併せてロックロール(繊維製ネットジャカゴ)の設置が実施されました。

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ロックロールに使用されているPP製(ポリプロピレン製)ロープは高い引張強度を誇りながらも、非常に柔らかい素材で出来ていますのでとても安全です。しかも無結節網となっているため万が一ネットの一部に破断が起きてもこれを起点に次々にほつれてしまう心配もありません。


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これでもう子供達が裸足で遊んでも怪我をする心配はありませんね。でもあんまり走り回って転ばないように気をつけてください(笑)。



[2007年7月21日]