2017/11/06(月)MZU(えむぜっとゆー)
座布団の再発明
「私たちは電話を再発明しました。」とは,あのスティーブ・ジョブスによる,あまりにも有名な言葉です。いやいや,別段,対抗意識を燃やしているわけではないのですが(ごごごごご....),私たちだって座布団を再発明してしまいました。しかも草生えてるし(← 相変わらず意味不明)。MZU(えむぜっとゆー)とは何か
多分,このブログを続けて読んでいる方は薄々お気づきかと思います。またどうしようも無い内容だろうと...。はい。もう最初から説明しますね。MZUとは Matsuoka Zabuton Unit (松岡・座布団・ユニット)の省略です。今から説明しますね。私たちだって闇雲に謎の製品を開発している訳ではありまえせん(やや怪しいけれど)。新しい製品の開発はお客様の課題を解決するためです。今回は,東京駅の八重洲グランルーフで開催された「トーキョー駅 de ナツあそび」 に原っぱステージを設置しましたが,周囲にチガヤを中心とした草地を配置しました。その植生基盤がMZUです!開発秘話
開発課題は色々とありましたが,まずは軽量であること,そして,運搬が容易であること,さらに土壌が流れ出さないこと,などなどなどでした。最初プランターのようなものを考えていましたが,なんか今ひとつなんですね。だってプランター並べただけじゃ草地って感じしないですよね。草が自然に生えている雰囲気にしたかったので,もう少し薄層の基盤が必要になったのです。そういや,サンシャイン水族館の草原ペンギン用に開発した合成繊維基盤があったので,これでどうにかできないかな?ということになりました。あーでもないこーでもないと試行錯誤しているうちに,3隅を縫って,中央を割いて軽量な培養土を充填し,最後に1隅を縫えばほらできました。でも,このままじゃ中央が広がって土が偏ってしまうので,偏りを防止するために中央をバッテン印に縫ってみました。いいじゃないですか!今までこんな革新的な植栽基盤は見たことがない!....いや,ある。これ,そのまんま座布団...だよね。
並べればすぐにチガヤ草地
【木村保夫】