2017/11/08(水)鹿の食害対策にはチカラシバが良さそうです。

171108_007.jpg

チカラシバが良さそうです

171108_001.JPG
チカラシバの成育状況
チカラシバはイネ科の多年草で,日本全国に分布しています。道端に普通に見かける日本の在来種(雑草)です。比較的乾燥に強く,しっかりと根を張りますので,法面緑化植物には適しています。また,鹿の不嗜好性植物としても知られています。実際に野外で試験を行ってみますと,鹿の食害は若干あるものの,植栽した苗は良好に定着し,播種でも発芽を確認することができました(イノシシによる掘り返しの被害は受けていますが)。

萱株苗(雑草苗)と在来種で緑化シート

171108_003.JPG
萱株苗(チカラシバ)
 
エスペックミックでは,こうして特性を持つチカラシバを植生シート(在来種で緑化シート)や小さな苗(萱株苗)として提供しています。また,チカラシバのマット苗も検討しています。まだ試験段階ではありますが,鹿の食害でお困りの方は是非,弊社にお問い合わせください。
 
171108_006.JPG
播種によるチカラシバ
 
【山口勉 代筆:同僚(A型)】

2017/11/07(火)【トピックス】ついに、カメ捕獲用のもんどり罠の取り扱いを開始!

s-160721.jpg


当社ではカメの捕獲装置として、甲羅干しの習性を利用した【浮島型カメ捕獲装置】を販売しています。
浮島型カメ捕獲装置は長期間、ゆっくりと、いつの間にか、手間がかからずカメを捕獲することにむいた装置となっています。
一方、手間はかかるが、ササっと、パッと、短期間でカメを捕獲するにはむいていません。

そんな手間はかかるが、ササっと、パッと、短期間でカメを捕獲するために、【カメ捕獲用もんどり罠】の取り扱いを開始しました。

続きを読む

2017/10/30(月)<長良川>ヨシ原再生における群落移植を行いました。

s-170928_1.jpg


ヨシ原を再生して自然豊な川にしていこうという
長良川ヨシ原再生工事プロジェクトに関与させていただきました。

現場近くにあるヨシ群落をそのまま移植する方法はないか?
たどり着いた結果は、植物群移植工法(表土移植・移設工法)でした。
植物群移植工法は、植物群落を土壌ごと重機で移植する工法で、
土壌中の埋土種子や微生物等の現地生物群をそのまま移植でき、
また対象植物の移植による傷みをできるだけ軽減した工法です。

s-160902_2.jpg
s-160902_3.jpg

s-160902_4.jpg
s-160902_5.jpg


中部地区では初の試みとなります。
大雨による増水、季節風などによる影響等・・・
定着するまで心配は尽きませんでした。

移植直後                     
s-161028_6.jpg


移植1年後
s-170928_7.jpg


施工1年後、見事なヨシ原再生となってました!
表層土を移植しているため、定着も生長も早いですね。
貴重種などの移植にも効果的です。

【山口・三島】

2017/10/20(金)結果発表!!浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げ

先日のブログで浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げをご紹介させていただきました。
その結果をお知らせします。

s-171008_1.jpg


引き上げ前から、カメがたくさんいる事が分かりますね~。
入ってくれている事に対して、安堵感はありますが・・・、
とても複雑な気持ちです。

s-171008_2.jpg


今回の捕獲装置に入っていたカメの数は、180匹でした!
1日平均8匹が捕獲されている結果です。

鵜戸川では昨年も同様に設置しているので、
引き上げ成果を昨年と比較してみました。
s-カメポチャ比較表.jpg

今回は予想以上にクサガメが入っていました。

過去の浮島型カメ捕獲装置の実績はこちらからご覧いただけます。
ご興味のある方はお問合せ下さい。


【山口・三島】