2017/11/08(水)鹿の食害対策にはチカラシバが良さそうです。

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チカラシバが良さそうです

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チカラシバの成育状況
チカラシバはイネ科の多年草で,日本全国に分布しています。道端に普通に見かける日本の在来種(雑草)です。比較的乾燥に強く,しっかりと根を張りますので,法面緑化植物には適しています。また,鹿の不嗜好性植物としても知られています。実際に野外で試験を行ってみますと,鹿の食害は若干あるものの,植栽した苗は良好に定着し,播種でも発芽を確認することができました(イノシシによる掘り返しの被害は受けていますが)。

萱株苗(雑草苗)と在来種で緑化シート

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萱株苗(チカラシバ)
 
エスペックミックでは,こうして特性を持つチカラシバを植生シート(在来種で緑化シート)や小さな苗(萱株苗)として提供しています。また,チカラシバのマット苗も検討しています。まだ試験段階ではありますが,鹿の食害でお困りの方は是非,弊社にお問い合わせください。
 
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播種によるチカラシバ
 
【山口勉 代筆:同僚(A型)】

2017/11/06(月)MZU(えむぜっとゆー)

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座布団の再発明

「私たちは電話を再発明しました。」とは,あのスティーブ・ジョブスによる,あまりにも有名な言葉です。いやいや,別段,対抗意識を燃やしているわけではないのですが(ごごごごご....),私たちだって座布団を再発明してしまいました。しかも草生えてるし(← 相変わらず意味不明)。

MZU(えむぜっとゆー)とは何か

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多分,このブログを続けて読んでいる方は薄々お気づきかと思います。またどうしようも無い内容だろうと...。はい。もう最初から説明しますね。MZUとは Matsuoka Zabuton Unit (松岡・座布団・ユニット)の省略です。今から説明しますね。私たちだって闇雲に謎の製品を開発している訳ではありまえせん(やや怪しいけれど)。新しい製品の開発はお客様の課題を解決するためです。今回は,東京駅の八重洲グランルーフで開催された「トーキョー駅 de ナツあそび」 に原っぱステージを設置しましたが,周囲にチガヤを中心とした草地を配置しました。その植生基盤がMZUです!

開発秘話

開発課題は色々とありましたが,まずは軽量であること,そして,運搬が容易であること,さらに土壌が流れ出さないこと,などなどなどでした。

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2017/10/30(月)<長良川>ヨシ原再生における群落移植を行いました。

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ヨシ原を再生して自然豊な川にしていこうという
長良川ヨシ原再生工事プロジェクトに関与させていただきました。

現場近くにあるヨシ群落をそのまま移植する方法はないか?
たどり着いた結果は、植物群移植工法(表土移植・移設工法)でした。
植物群移植工法は、植物群落を土壌ごと重機で移植する工法で、
土壌中の埋土種子や微生物等の現地生物群をそのまま移植でき、
また対象植物の移植による傷みをできるだけ軽減した工法です。

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中部地区では初の試みとなります。
大雨による増水、季節風などによる影響等・・・
定着するまで心配は尽きませんでした。

移植直後                     
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移植1年後
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施工1年後、見事なヨシ原再生となってました!
表層土を移植しているため、定着も生長も早いですね。
貴重種などの移植にも効果的です。

【山口・三島】

2017/10/20(金)結果発表!!浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げ

先日のブログで浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げをご紹介させていただきました。
その結果をお知らせします。

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引き上げ前から、カメがたくさんいる事が分かりますね~。
入ってくれている事に対して、安堵感はありますが・・・、
とても複雑な気持ちです。

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今回の捕獲装置に入っていたカメの数は、180匹でした!
1日平均8匹が捕獲されている結果です。

鵜戸川では昨年も同様に設置しているので、
引き上げ成果を昨年と比較してみました。
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今回は予想以上にクサガメが入っていました。

過去の浮島型カメ捕獲装置の実績はこちらからご覧いただけます。
ご興味のある方はお問合せ下さい。


【山口・三島】