2019/03/08(金)関東産の植物苗の生産をはじめます。

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新製品開発というわけではないのですが,関東産の野草苗の生産をはじめようと思います。

チガヤマットなどについてはある程度産地に対応することができていますが,原っぱをつくるために混植する野草が大変です。植栽する苗も関東産のがほしいとの要望をしばしば受けますが,10数pot程度であれば何とかなるのですが,それ以上になると現実的にはなかなか難しい状況です。

現在,関東の圃場で関東産の植物の採穂園をつくっています。そこから採れた種で苗をつくることとします。売れなかった苗は採穂園に植栽して,採穂園を徐々に大きくして行きます。....従って,つくった苗が売れないと採穂園がどんどん広がって行くことになります。今の段階ではどこまで採穂園が広がるのか検討がつきません。まぁやってみましょう。

さしあたり,メガルカヤ,オミナエシ,キキョウ,ウツボグサ,オミナエシあたりから生産をはじめます。

【木村保夫】

2019/02/27(水)東京都 隅田川テラス

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千住大橋近くの隅田川テラスに設置された湿地帯です。一般にビオトープなどの水際の土留めにはベストマンロール植栽済みベストマンロールが用いられますが,水位変動などにより乾燥と湿潤を繰り返す環境では,ロールのヤシ繊維が比較的早く分解されてしまいます。そのため,今回は繊維系ネット蛇篭であるベステック・ロックロールを土留めとして用いました。

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2018/12/05(水)「アクアマリンふくしま」がエンリッチメント大賞を受賞しました!

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左から私,アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の安田さん,アクアマリンふくしまの中村さん

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「アクアマリンふくしま」の縄文の里にあるユーラシアカワウソ舎がエンリッチメント大賞の大賞を受賞しました。おめでとうございます!

今回,担当者の努力もあり,カワウソの子育ての行動がほぼ野生状態と同じであることが観察されたとのことです。とても嬉しい話ですね。

エスペックミックではこの「縄文の里」の植生の創出に対して少しお手伝いさせて頂きました。カワウソに掘り返されないように特殊対策を施した林床植生マットや,カワウソが掘り返してバラバラにされないように特殊対策を施した沈水植物マットを納品させて頂きました。...試作品はかなりバラバラにされたりしました(笑)。動物舎に植物を植栽するのは本当に難しいですね。こうした試行錯誤についてはいずれ記事にしてゆきますね。

「アクアマリンふくしま」はとても素敵な水族館です。一押しです!

【木村保夫】

2018/11/13(火)蓮沼川 自然石連結ブロックの緑化

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河川の護岸に用いる自然石連結ブロックは自然石を利用した護岸です。緑化を行うために現地発生土の客土などが行われますが,客土の中には様々な植物の種子が混ざっており,外来種の種子も多く含まれています。そのため,どのような植生になるのか不確実性があります。

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