2008/03/25(火)三重県 木曽岬町 グリーンフェンダー

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海抜0m地帯の河川や水路では鋼矢板護岸が多用されきましたが,自然環境の整備を行う上で困難な場所の一つです.このような場所では,植栽済みベストマンロール(植栽済み植生ロール)をつり下げる”グリーンフェンダー”が効果的に機能します.












グリーンフェンダーには植栽済みベストマンロールを使用しますが,設置直後から目的とする植物群落が形成され,極短期間で良好な景観を形成することができま す.また,水域と陸域とを連続させることができますので,カエルや水生昆虫などの水域と陸域とを行き来する生物の保全にも大きな効果が期待できます.

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2008/03/24(月)千葉県 境川 ~鋼矢板護岸の自然再生の試み~

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ロール設置前の状況


近年,低地の河川の多くは鋼矢板による護岸となってしまいました.時代背景を考慮するとそれも致し方のない面があるかと思います.しかし,鋼矢板護岸は水域と陸域とを分断してしまうだけではなく,工事終了後には水際の植生がほとんど消滅してしまう場合がほとんどです.

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2008/01/28(月)兵庫県 加古川護岸法面緑化事業 ~河川堤防法面におけるチガヤ群落整備に向けて~

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加古川の中流域にあたるここ兵庫県西脇地域は平成16年の台風23号により甚大な被害がもたらされた地域で、同年中に河川激甚災害対策特別緊急事業に指定され、平成17年から継続して河床掘削や堤防強化及び嵩上工事が進行中です。
堤防法面は図らずも工事後瞬く間に帰化植物やツル性植物に覆われてしまうといったケースが珍しくありませんが、ここ加古川の堤防法面でもそのような状況が至るところで見られます。
そんな中、堤体工事が竣工済みの一部区間においてチガヤを主体とした在来草本群落の整備への取組みが始まっています。そこで今回は2008年3月に施工したばかりのチガヤマットにスポットをあてて現場のご紹介させていただきます。

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