2024/03/23(土)【新製品】野草の種入り張芝

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「東さん(私)、自然風な草地をつくる方法って何かないですかね?日本の在来種で。面積が広いので可能であれば非常に高くなりすぎないもの、、、」といったお問合せを近頃いただくことが増えてきました。何か良い方法はないだろうか。
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張芝(ノシバ)の中に野草が生育
そこで早速考えてみて、、、できました!「野草の種入り張芝」です。(←もっと良い製品名を募集中!)「野草の種入り張芝」は芝生をつくる場合に使用されるような張芝(ノシバ)に、あらかじめ日本国内で採取した国内産在来種の種子を配合しています。張芝(ノシバ)が基盤になっているので、現場に納品後は、一般的な張芝と同様に施工すればOKです。国内産在来種の種子の発芽時期(5月以降)になると、張芝(ノシバ)の中から少しずつ発芽して成長します。



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施工直後(冬)
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施工後(夏)


私の会社がある東京都内でも公園の再整備や建築外構における在来種緑化が増えてきました。自然風な草地の創出を検討されている方は是非、弊社までお問合せください

【東京オフィス 東建介】
【電話】03-5643-0305
【メール】k-azuma@especmic.co.jp

2019/03/08(金)関東産の植物苗の生産をはじめます。

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新製品開発というわけではないのですが,関東産の野草苗の生産をはじめようと思います。

チガヤマットなどについてはある程度産地に対応することができていますが,原っぱをつくるために混植する野草が大変です。植栽する苗も関東産のがほしいとの要望をしばしば受けますが,10数pot程度であれば何とかなるのですが,それ以上になると現実的にはなかなか難しい状況です。

現在,関東の圃場で関東産の植物の採穂園をつくっています。そこから採れた種で苗をつくることとします。売れなかった苗は採穂園に植栽して,採穂園を徐々に大きくして行きます。....従って,つくった苗が売れないと採穂園がどんどん広がって行くことになります。今の段階ではどこまで採穂園が広がるのか検討がつきません。まぁやってみましょう。

さしあたり,メガルカヤ,オミナエシ,キキョウ,ウツボグサ,オミナエシあたりから生産をはじめます。

【木村保夫】

2017/11/22(水)【新製品】新 ルートボール・メガ

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確かに需要はありました。しかしφ40cmのススキのポット苗の重量といったら,そりゃぁすさまじいもので,紆余曲折ありまして敢え無く生産中止となりました(詳しくはこちら)。その結果を受け,製品開発会議ではルートボールメガではなススキマットにしよう!となりました。その時は。

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ところがエスペックミックの誇る「新製品開発部」はそんな逆境には負けません。そんなに重いのであれば,そこまで言うのであれば,要は軽くすればいいんでしょ軽くすれば(半ば逆ギレ)。ということで出来上がったのが「新ルートボール・メガ」です!サイズは2回りくらい小さくなってφ27cmです。1番使いやすいサイズですね!
...「どれ,見せてもらおうじゃないか,新ルートボール・メガとやらの実力を...。それなりに重いんでしょう?」「いやいや、見てくださいこの軽さ!」「お,おおお!軽い!軽い!軽い!片手で持てる!」「それだけじゃないんです。今、ルートボールメガを購入すると、なんとルートボールメガがもう一つ...」「ついてきません」。
 
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チカラシバ
現時点で在庫は50pot程度です。お早めにお求めください。また,ススキとは別にチカラシバもあります。ご検討ください。

【木村保夫】

2017/11/06(月)MZU(えむぜっとゆー)

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座布団の再発明

「私たちは電話を再発明しました。」とは,あのスティーブ・ジョブスによる,あまりにも有名な言葉です。いやいや,別段,対抗意識を燃やしているわけではないのですが(ごごごごご....),私たちだって座布団を再発明してしまいました。しかも草生えてるし(← 相変わらず意味不明)。

MZU(えむぜっとゆー)とは何か

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多分,このブログを続けて読んでいる方は薄々お気づきかと思います。またどうしようも無い内容だろうと...。はい。もう最初から説明しますね。MZUとは Matsuoka Zabuton Unit (松岡・座布団・ユニット)の省略です。今から説明しますね。私たちだって闇雲に謎の製品を開発している訳ではありまえせん(やや怪しいけれど)。新しい製品の開発はお客様の課題を解決するためです。今回は,東京駅の八重洲グランルーフで開催された「トーキョー駅 de ナツあそび」 に原っぱステージを設置しましたが,周囲にチガヤを中心とした草地を配置しました。その植生基盤がMZUです!

開発秘話

開発課題は色々とありましたが,まずは軽量であること,そして,運搬が容易であること,さらに土壌が流れ出さないこと,などなどなどでした。

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2017/10/26(木)MTG(えむてぃーじー)...少し昔のはなしです。

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なぜに11月...

日が決まっていたから仕方がないのですが...。けれど、どうして今日に限って恐るべき低気圧が来たのでしょうか。だいたい11月とかの寒い時期じゃなくて、もっと暑い時期にだってできたことなのです。低気圧が来て実感したのは湖の水面がすごく持ち上がることでした。いつもは膝ぐらいの水深なのに今日はヘソの上辺りまでの水深になっていました。この絶妙な水深は胴長の限界にかなり近いのです。さらに大きい湖には長周期的な波があることを,そのとき身をもって体験しました。後で調べたらそれ静振(せいし)というもので,洗面器の水面が揺れるような長周期の水位の変動だそうです。それで、さっきまでギリギリだった胴長の喫水線はもはや水面下。そうすると冷たい水が一気に胴長に侵入します。11月の大きい湖(日本海側)の水はやたらと冷たいですよ(パなく)。かなりの窮地です。

救世主MTG(えむてぃーじー)

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そんな窮状を救ってくれたのは、ベニア板に穴4つ。その名はMTG(えむてぃーじー)。何をしていたかと言いますと、実験装置の組み立てで、湖の沖に単管パイプを打ち込む作業でした。ちょっと考えたんです。単管パイプを組んで立方体を作る方法を。単管パイプの接続には直交クランプを使いますが,単管パイプが垂直かつ等間隔で設置されることが前提条件になります。単管パイプが斜めだったり等間隔でなかったりすると、直交クランプで固定できなくなってしまいます。自在クランプという手もありますが、それじゃゆらゆらして強度が出ないかと思います。波も強いですからね。ならば,やはり垂直等間隔です。その場合、水底のどこに単管パイプを打ち込むか,それに全てがかかっています。逆に言えば,これさえ間違わなければあとは何とでもなります。しかし,水底に目印をつけたりすることはできないですから,ちょっとここは悩むところです。それで,MTGの凄いのは,そんな小難しいことを考えなくて済むこです。手順はこうです。

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