2020/04/02(木)日本国内産在来種の種子のみを使用した植生シート

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在来種で緑化シートは,日本国内で採取あるいは生産した在来種の種子のみが付いた植生シートです。

使用している種子はイネ科のメヒシバ(一年草),カゼクサ(多年草),チカラシバ(多年草)です。
メヒシバは一年で種子を付けて冬季に全草が枯れる一年草ですが,発芽率が高く初期成長が早いため,速やかに緑化を行いたい場合に有効です。これに対して多年草であるカゼクサやチカラシバは,メヒシバと比較するとゆっくり成長しますが,冬季にも地下部が残り翌春になると地下部から出芽成長するため,長期的な緑化を行いたい場合に有効です。

では,在来種で緑化シートを実際にいつ設置すれば良いのでしょうか。
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設置状況(2017年9月19日).
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設置後約1ヶ月の状況(2017年10月17日).


在来種で緑化シートの設置時期は,設置する場所や環境条件等によって異なるため一概には言えませんが,植物の発芽時期を考えると4月~8月頃が適しています。
工事工程の都合から植物の生育適期に在来種で緑化シートを設置できない場合もありますが,冬季にシートを設置した場合は,翌年の春に種子から発芽成長します。

国内産在来種で緑化シートにご興味のある方は是非御問合せ下さい。
植生シートだけでなく,種子吹付や手蒔き用に使用する種子(国内産在来種)のみの販売も行っております。

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【東建介】

2020/03/27(金)日本国内産の在来種の種子による緑化

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エスペックミックでは日本国内で採集あるいは生産した在来種の種子を取り扱っています。
緑化面積の規模に応じて,種子吹付用あるいは手撒き用の種子としてご利用頂くことができます。

現在のところ大量に供給できる種類は,メヒシバ,カゼクサ,チカラシバの3種類です。
一年草であるメヒシバは,発芽率が高く初期成長が早いため,速やかに緑化をしたい場合に有効です。対して,多年草であるカゼクサやチカラシバは,メヒシバと比較すると初期成長はゆっくりですが,冬枯れ後も地下部が残り翌年以降も出芽成長するため,長期的な緑化をしたい場合に有効な種類と考えています。

では,実際にいつ播種すれば良いの?と疑問が出てきますね。
種子の発芽適期は,施工場所,環境条件,植物の種類によって異なるため一概には言えませんが,4月~8月頃が発芽適期と考えています。施工場所によっては9月中旬に播種した場合でも,施工からおよそ1ヶ月で緑化することができます。また,一般的な外来牧草の種子とは違い,冬季に播種した場合は中々発芽しません。
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施工直後の状況(2017年9月19日)。
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施工から約1ヶ月の状況(2017年10月17日)。
日本国内産の在来種の種子にご興味のある方は是非お問い合わせください。
また,メヒシバ,カゼクサ,チカラシバ以外の日本国内産の在来種をお探しの方も一度お問合せ下さい。

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【東建介】

2019/10/29(火)萱株苗の試験植栽を行いました。

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萱株(かやかぶ)は治山工事で一般的に用いられるススキの掘り取り株です。萱株は丸太柵工と共に使用されることが多いのですが,ススキの株を掘り取るのに労力がかかったり,現場近くにススキの株が見つからず,萱株を採取することが困難であったりします。

こうした状況を改善するために,エスペックミックでは萱株の代替品として萱株苗の販売をはじめました。萱株苗はφ2cmの小さなススキの苗で,種を蒔いて発芽育成したものです。施工性に優れるだけでなく,地上部と地下部とのバランスがとれているため植栽後も良好に定着します。また,その後の成長もとても良いため,萱株と遜色なく成長し,治山に貢献することができます。
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植栽試験開始直後(2019年6月28日)。
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植栽からおよそ4ヶ月後の状況(2019年10月29日)。