2020/06/17(水)東京都 浮間公園 ベストマンロール

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東京都の浮間公園にベストマンロール(植生ロール)を納品させて頂きました。

ベストマンロール(植生ロール)は円筒形のネットにヤシ繊維が高密度で充填されたじゃかご状の製品です。本製品は,本現場のような池はもちろん,河川や湖等の水際の浸食を防ぐ土留めとして利用できます。
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植生ロールの固定は一般的には杭丸太を使用しますが,今回の現場では植生ロールの底面にジオテキスタイルを敷いて結束することで固定しました。

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施工から約2年後現場を訪れてみると,水際の土留めの役割はしっかりと果たしていました。さらに上記の写真のように,部分的にはロールに周辺の植物が生えたり,苔むしたりと一見どこにロールがあるか分からないくらい自然な風景となっていました。

また状況を確認しに行きたいと思います。

ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。

【東建介】

2006/03/01(水)大阪府 南星台傍示川ホタル保全事業

[2006/3/1]
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作業全景
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ホタル保全活動の案内看板
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職人顔負けの動きです
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ベストマンロールへの植栽中
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ヤシ繊維基盤苗 セキショウ
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何やら話し込んでます。
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1年前に実施した試験施工区
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1年前に実施した試験施工区
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お疲れ様でした!ハイ、チーズ!


交野市南星台の傍示川では地元住民の方々がホタルの保全・再生事業に取り組んでいます。現場に辿り着く5分前までは非常に交通量が多い地域なのですが、現場付近は空気も風景もガラっと変わり、異空間に飛び込んだようなそんな気分になる場所です。区長さんを始めとした地元の皆さんの「ホタルが安心して生活出来る場所を守り育てていきたい」という熱くて優しい想いがこの現場には一杯一杯詰まってます。
これまで本流部においては一時的な出水で川岸状態がなかなか安定せず水際の植生定着が困難でした。丈夫なポリプロピレン製ネットにヤシ繊維を高密度で充填したベストマンロールは、河岸を浸食から守り、同時に水際の植生基盤として高い効果を発揮します。そしてここに5pot/mの植栽密度でロールからの脱落・流亡が起き難いルートボール(ヤシ繊維を基盤にした水生植物苗)を植栽しています。現場の環境条件から植物種はセキショウ(サトイモ科・常緑)が選択されました。
試験施工を実施した区間では既にセキショウがしっかりと活着しています。少し気が早いかもしれませんが、次回は緑あふれる水際と飛び交うホタル・・・そんなご報告が出来ればと思っています。南星台の皆さん、引き続きがんばってください!!また応援行きます。



[2006年3月1日]

2003/12/01(月)神奈川県 望地用水路

[2005/10/13]
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ロックロール(ネットジャカゴ)の設置
により水路は自然な景観が
形成されつつある
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移植したセキショウの生育状況.
ロックロール(ネットジャカゴ)に
植物が定着している
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ロックロール(ネットジャカゴ)
のPPネットにはコケが生育していた
 
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ロックロール(ネットジャカゴ)
には様々な植物が定着しはじめた
 
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仕事で来たことを忘れてしまうような
のどかな風景が広がっていた.
次回はお弁当をもって…

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2003/07/10(木)千葉県 坂川

[2008/07/26]
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ソウギョ発見!
 
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未植栽区間では相変わらずギシギシなど
の荒地植物が繁茂していました.
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ヨシ植栽区間では荒地植物の侵入は
少ないようです.
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定点写真です
 
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スケッチをしているご婦人が居ました
 
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植生ロールに既存マコモを
植栽した場所です


 久々に坂川に行って参りました(5/27).整備直後に爆発的に増えたオオカナダモですが,そういえば最近かなり少なくなりました.その代わりにセキショウモが徐々に増えてきます.新しい土地が形成されると一気に増殖する外来種の増殖パターンなのかなぁとも思いました.川を除くと巨大なソウギョがのんびりと泳いでいるのが目にとまりました.あまり人見知りしない様なので,しばらく観察しているとオオカナダモをむしゃむしゃと食べてるところを見ることができました.ソウギョにも好き嫌いがあるのかもしれませんが,セキショウモよりもオオカナダモを好んで食べているようです.オオカナダモが減少した理由の一つにソウギョの存在があるのかもしれません.何かが変われば何かもかわるなど,生態系は非常に複雑なもので,どれか原因を特定することは極めて困難ですね.

[木村保夫]

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