2024/04/19(金)明海の丘公園整備工事 芝ロール(ノシバロール)

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 千葉県浦安市の明海の丘公園整備工事において、芝ロール(ノシバロール)を納入させて頂きました。芝ロール(ノシバロール)はヤシ繊維を充填した蛇カゴ状の植生ロールにあらかじめノシバを植栽し圃場で育成させた製品です。芝ロール(ノシバロール)は、直線はもちろんのこと柔らかい自由な曲線も描くことができるため、公園や建築外構などの土留めとして利用したり、緑の地先ブロックとして利用したりと様々な使い方ができます。
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芝ロールと合成樹脂ネットの結束
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芝ロールと合成樹脂ネットの結束作業

 芝ロール(ノシバロール)を現場で固定する方法は様々ありますが、本現場では「あらかわ遊園」での事例「海の森水上競技場」での事例と同様に、合成樹脂ネットを使用して芝ロール(ノシバロール)を固定しました。芝ロール(ノシバロール)の底面に敷設した合成樹脂ネット(トリカルネット等)にロープをかけて結束固定します。その後、芝ロール(ノシバロール)の背面および前面に客土することで、合成樹脂ネットが土圧で抑えられ、芝ロール(ノシバロール)の転倒や横ズレを防止することができます。

 緑の地先ブロック(縁石)や土留めなどを検討している方は、是非弊社までお問合せください

【2024/04/19】
【東京オフィス 東建介】
【電話】03-5643-0305
【メール】k-azuma@especmic.co.jp

2008/03/24(月)千葉県 境川 ~鋼矢板護岸の自然再生の試み~

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ロール設置前の状況


近年,低地の河川の多くは鋼矢板による護岸となってしまいました.時代背景を考慮するとそれも致し方のない面があるかと思います.しかし,鋼矢板護岸は水域と陸域とを分断してしまうだけではなく,工事終了後には水際の植生がほとんど消滅してしまう場合がほとんどです.

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2004/06/01(火)千葉県 黒部川

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[背景とその課題]
 黒部川は利根川の下流に位置する支流で,その水は飲料水や農業用水に使用されています.黒部川は低地に位置しているため,流速が遅く,水質汚濁が問題と なっていました.黒部川は両岸が鋼矢板護岸であるため,その当時は水際に水生植物群落はほとんど存在していませんでした.そこで,黒部川では水生植物群落 による水質浄化が検討されました.課題として,鋼矢板護岸の水際に水生植物群落を植栽するための立地を創出すること,そして効果的に水生植物群落を成立さ せることでした(写真1).

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2003/07/10(木)千葉県 坂川

[2008/07/26]
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ソウギョ発見!
 
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未植栽区間では相変わらずギシギシなど
の荒地植物が繁茂していました.
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ヨシ植栽区間では荒地植物の侵入は
少ないようです.
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定点写真です
 
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スケッチをしているご婦人が居ました
 
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植生ロールに既存マコモを
植栽した場所です


 久々に坂川に行って参りました(5/27).整備直後に爆発的に増えたオオカナダモですが,そういえば最近かなり少なくなりました.その代わりにセキショウモが徐々に増えてきます.新しい土地が形成されると一気に増殖する外来種の増殖パターンなのかなぁとも思いました.川を除くと巨大なソウギョがのんびりと泳いでいるのが目にとまりました.あまり人見知りしない様なので,しばらく観察しているとオオカナダモをむしゃむしゃと食べてるところを見ることができました.ソウギョにも好き嫌いがあるのかもしれませんが,セキショウモよりもオオカナダモを好んで食べているようです.オオカナダモが減少した理由の一つにソウギョの存在があるのかもしれません.何かが変われば何かもかわるなど,生態系は非常に複雑なもので,どれか原因を特定することは極めて困難ですね.

[木村保夫]

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