2020/06/17(水)東京都 浮間公園 ベストマンロール

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東京都の浮間公園にベストマンロール(植生ロール)を納品させて頂きました。

ベストマンロール(植生ロール)は円筒形のネットにヤシ繊維が高密度で充填されたじゃかご状の製品です。本製品は,本現場のような池はもちろん,河川や湖等の水際の浸食を防ぐ土留めとして利用できます。
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植生ロールの固定は一般的には杭丸太を使用しますが,今回の現場では植生ロールの底面にジオテキスタイルを敷いて結束することで固定しました。

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施工から約2年後現場を訪れてみると,水際の土留めの役割はしっかりと果たしていました。さらに上記の写真のように,部分的にはロールに周辺の植物が生えたり,苔むしたりと一見どこにロールがあるか分からないくらい自然な風景となっていました。

また状況を確認しに行きたいと思います。

ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。

【東建介】

2019/02/27(水)東京都 隅田川テラス

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千住大橋近くの隅田川テラスに設置された湿地帯です。一般にビオトープなどの水際の土留めにはベストマンロール植栽済みベストマンロールが用いられますが,水位変動などにより乾燥と湿潤を繰り返す環境では,ロールのヤシ繊維が比較的早く分解されてしまいます。そのため,今回は繊維系ネット蛇篭であるベステック・ロックロールを土留めとして用いました。

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2011/04/08(金)愛知県 中井筋せせらぎ水路

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施工およそ3ヶ月後の状況

親水空間の創出のため,農業用水の水を使用してせせらぎ水路を創出しました.住宅地に近いこともあり,修景的要素を中心に設計されました.水際の植物は植裁済みベストマンロールが使用され,わずかな期間で良好な景観が形成されました.

短期間に良好な景観を形成させるためには,小さな苗を植裁するよりも植裁済み製品(植裁済みベストマンロール,ベストマンパレット等)の使用が効果的です.

ポット苗の植裁直後は苗と苗の間から様々な雑草が発生します.一般的に荒れ地の雑草は成長が早く,施工直後から短期間で植裁した植物を覆い隠してしまうこともあります.また,このような状態になった後の維持管理は多くの労力を必要とします.


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2003年5月7日
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2003年6月16日


写真から明らかなように,植裁済みのベストマンシステムの製品は雑草の種子が発芽成長する前に,導入した植物が群落を形成するため,雑草の発生を効果的に抑制することができます.

中井筋せせらぎ水路では,水路の 遮水にベントナイト系の遮水シート(パラシール)を使用ています.シートの上に土を入れ,植裁済みロール設置していまが,水域に植物が広がらないように水 底は薄くモルタルで固められています.植物の成長とその抑制のバランスを考えた設計といえるでしょう.

[2011年4月8日]

2009/01/12(月)大阪府 晴明丘小学校ビオトープ改修 ~漏水補修(遮水)と湿地整備 生き物豊かな水辺へ~

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「心豊かな丘の子ども」を校訓に掲げる大阪市阿倍野区にある市立晴明丘(せいめいがおか)小学校(学校案内:http://www.ocec.jp/school/index.cfm/6,0,29,222,html) では平成13年に創立100周年記念事業として「自然観察学習園」が建設されました。池・水路、田んぼの整備、そしてたくさんの木々の植栽が地域の方々の 協力を得て行なわれ、完成からこれまで先生が子供達に野草の名前を紹介したり、写生会が開かれたりと子供達の環境教育の舞台として活躍してきました。

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