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大阪府 点野歴史公園 ~地域住民との水辺せせらぎの再生~

[2007/7/5]

   
放置された樋門跡地(施工前) 多くの近隣住民の方々が施工に参加 杭打ちには懐かしいタコ足を使用
   
施工完了(通水前) 水際に植えられたルートボール 陸地部にはチガヤやカワラナデシコ
   
はい、チーズ! 当事業の取組みが日本経済新聞に! 早くもミズガキ?が集まり出しました
   
施工後約3ヶ月経過 水位変動に耐え何とかアゼスゲも元気に 化粧始めハンゲショウ(半夏生・半化粧)

 弊社大阪オフィスのすぐ近く大阪府寝屋川市点野地区にて地域住民参加型の水辺公園づくり(茨田樋遺跡水辺公園整備工事)が今年の3月に実施されました。ねや川水辺クラブ(寝屋川市の市民グループ)のメンバーを中心に近隣住民も多数参加の下、手づくり感あふれる素晴らしい親水公園が出来上がりました。ここは元々農業用水確保のために淀川から水を引くための樋門の跡地で、閉鎖後は水は枯れ、ほぼ荒地となっていました(写真参照)。しかしながら手づくりのベンチや木製橋、様々な種類の苗木や草花、土に染み込んだ皆さんの汗により、かつての荒地は再び地域住民の憩いの場として見事に蘇りました。街中で見かけるコンクリート製のせせらぎ水路とはひと味もふた味も違う生き物の匂いのする懐かしい水辺を目指して、水際にはノハナショウブ、ハンゲショウ、アゼスゲ、セキショウ(水に触れても基盤が崩れないヤシ繊維基盤苗・ルートボール)、水路法面にはチガヤ(プラグ苗)、カワラナデシコ、ノカンゾウ等の野草の植栽が施されています。
全国にはこの樋門跡地の様な眠ったままの「市民の財産」がまだまだあると思います。今回のような取組みがもっともっと全国各地に普及していく事を是非とも期待したいですね。

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