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都市の真ん中に森をつくる ~ 東京都 東禪寺 ~

大都市での森づくりは容易ではありません。
まとまった樹林が失われたことにより、種子の供給源が無くなりました。
裸地は植生遷移にしたがって樹林化していきますが、そこに登場できる樹種が限られてしまいます。

ポット苗を用いたふるさとの森づくり手法で大都市東京に森を創出します。

 

[高野義智 (問合先)e-mail: y-takano@especmic.co.jp]

モニタリング

[2016/07/05]

第1回植栽地

 → 

2010年7月22日撮影(植栽2ヶ月後)                2016年7月5日撮影(植栽6年後)

第2回植栽地

 → 

2011年10月13日撮影(植栽6ヶ月後)               2016年7月5日撮影(植栽5年後)

前回訪れてから1年半が経ちました。
梅雨の合間に訪れた森はまた一段と姿を変えていました。
樹高は6mを越えています。

「鬱閉状態」と呼ばれる、森の成人段階になっています。
林内にはほとんど陽が射さず、雑草は生えていません。
吹き込む風は穏やかで林内の湿度、気温は安定しています。
森が自ら作り出す、木々に優しい環境です。

既存林の下に植樹された場所ではカクレミノという控えめな脇役がもっとも良好な成長を見せていました。
適材適所、その場所にもっとも適合した樹種が主役になります。
どの樹種が適応するのか、それは人間には分かりません。
多様な樹種を混植する理由がここにあります。

[高野]


[2014/12/24]

クリスマスイブ。
植樹祭から3年半が経過した苗木達の様子を見に、植栽地を訪れました。
苗木と呼ぶには立派すぎるほど育っていました。
大きいものでは樹高は4mを越えています。
これほどまでに成長が良いのには理由があります。

植栽地の中の様子です。
地面が落ち葉でたっぷりと覆われています。
東禪寺では境内で掃き集められた落ち葉をすべて植栽地に撒きだしています。
この落ち葉が土を豊かにし、乾燥や寒暑から苗木を守ってくれているのです。

植物が生み出すものはすべて地球資源。棄てずに焼かずに再利用。

自然環境の循環が見事に回っています。

[高野]


 

[2011/04/18]

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新しい森のスタート!

植樹祭の賑わいが嘘のようです。
木々の梢が鳴るような静けさが戻ってきました。
東京都港区高輪に森が誕生して、初めての朝です。
ヒートアイランドの中心で、コンクリート砂漠のオアシスとして、非常の際には人々のいのちを守る防災の森として、
生長していって欲しいと思います。
奥に見える先輩の森と共に、これからの生長も報告して参ります。

多くの方々のお手伝い、支えのもとで森づくりを行うことができました。
あらためて、御礼申し上げます。

[高野]


[2011/04/17]

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植樹祭が実施されました! 横浜国立大学名誉教授 宮脇昭先生

植樹祭が実施されました。
45種類、1,000本の苗木が植えられました。
横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生のご指導のもと、150名の参加者の手によって新しい森が生まれました。
檀家の方々。
近隣住民の方々。
一般から応募された方々。
ボランティアで準備作業から関わられた方々。
さまざまな人々の思いが未来へつながる一つの森という形になりました。
昨年植樹された先輩の森と見比べると、いかにもか弱く頼りなげな苗木達ですが、まちがいなくこの高輪の地に
確かな森となって屹立してくれることでしょう。

[高野]


[2011/04/16]

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いよいよ明日が本番です!

明日の植樹祭本番を控えて、本日はその準備作業を行いました。
NPO法人「
国際ふるさとの森づくり協会」(ReNaFo:レナフォ)のボランティアの方々にお手伝いいただきました。
当法人は「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を推進しており、日本全国に森づくりの輪を広げる活動をしています。
今回の工事におきましても、植樹祭準備作業のお手伝いだけでなく、設計段階からの助言、監修を頂いております。
苗木の仕分け・配置作業、稲ワラの配置作業、稲ワラを抑えるワラ縄の切断加工・配置作業をおこないました。
今年最初の夏日を記録する晴天の下で、気持ちのいい汗を流しました。
いよいよ明日が本番です。
新しい森がTOKIOに誕生します。

[高野]


[2011/04/13]

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植生基盤完成!

森林を支える褐色森林土壌の上には落ち葉が堆積しています。
降雨による土壌の流亡を防ぎます。
土壌を乾燥から守り、適度な湿度を保ちます。
雑草の繁茂を防ぎます。
分解されることで豊かな土壌動物の餌となります。
最終的には栄養分豊かな、膨満な土壌になります。
落ち葉の代わりとして植栽後に敷き詰められるものが稲ワラです。
大切な稲ワラが飛散してしまったりしないように縄で固定します。
そのワラ縄を結束するのが竹杭です。
本日は竹杭打ち作業を行いました。
基盤ができあがり、いよいよ植樹祭にむけての準備作業が始まりました。
植樹祭準備工事は佳境に入ります。

[高野]


[2011/04/12]

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攪拌混合

現地盤の上に撒き出した堆肥を耕耘機で攪拌混合します。
堆肥は土壌に空隙をもたらし、十分な酸素を供給すると共に、水はけを良くします。
そしてやがては分解され、肥料となります。
均質に混合されるまで、繰り返し耕耘機を走らせます。
農家を兼業している作業員の腕が光ります。

[高野]


[2011/04/11]

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土の調合作業

森林は「褐色森林土壌」と呼ばれる有機質に富み、膨湿な地盤によって支えられています。
関東ローム層の現地土壌に、有機分を添加します。
散りゆく桜の花びらが真っ黒な堆肥の上に彩りを添えます。

[高野]


[2011/04/10]

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森づくり=ネットワークづくり

森づくりの活動はさまざまなところで行われています。
活動の内容も様々です。
NPO法人「響」(ヒビキ)は活動の一環として、明治神宮のどんぐりを拾い、ポット苗を育てていらっしゃいます。
その苗木の一部を東禪寺の植樹祭へ提供していただけると言うことで、本日は受け取りに参りました。

明治神宮という東京を代表する緑のオアシスは人の手によって計画され、造成された、最も自然に近い人工林です。
「都市に緑をもたらす」という哲学がその象徴である明治神宮から苗木の姿をして広がっていくようです。
森づくりは人と人とのネットワークづくりでもあります。

[高野]


[2011/04/08]

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もうすぐ後輩ができます!
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アオキの花 アセビの花 イロハモミジの新芽
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ジンチョウゲの花 シキミの花 シロダモの新芽
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スダジイの新芽 ヤマザクラの新芽 ヤブツバキの花

今回の植樹祭は2回目になります。
昨年の春に植栽された先輩の苗木が隣接地に小さな森を作っています。
今日はその森を紹介します。

一年が経ち、東京の風や水に親しんだ苗木達はさらなる生長の春を迎えています。
小さいながらも花をつけている木々がいます。
花のような華はないですが、柔らかく、いたいけで、かわいらしい新芽を伸ばしている木々がいます。
植樹された苗木の生長に、森づくりの醍醐味があります。

[高野]


[2011/04/07]

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地形の造成

自然には水平な真っ平らな地形は存在しません。
雨が降り、そこに水が流れる以上必ず凹凸が生まれ、そこに斜面が存在します。
地盤を耕転し、固く締まった土壌をほっこらとすると共に、勾配を持った地形に造成します。
谷を掘り、山に盛り、植栽地の地形が大きく様変わりしていきます。

[高野]


[2011/04/06]

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地盤耕転で“ほっこら”

重機による地盤耕転を行いました。
酸素がたっぷりと行き渡る、水はけの良い、苗木の根がぐんぐん伸びていけるような土になるよう、ほっこらとします。
関東地方の例に漏れず、やはり関東ローム層です。
赤茶色の火山灰土です。
粘性土ですが、透水性にも保水性にも優れています。
このロームを母材として、褐色森林土の役割を果たす基盤土を作っていきます。
頭の上で桜の開花が弾ける泡のように、聞こえてくるようです。
見上げる毎に増えていく桜の花に励まされ、作業は順調に進捗しております。

[高野]


[2011/04/05]

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植栽基盤工事開始!

日本全国各地から続々と桜の便りが届きます。
本日より東京都港区高輪の東禪寺にて植樹祭に向けての準備工事を開始しました。
開創400年を誇る江戸の古刹です。
東京の港区という都市の真ん中に森を創るというご住職の思いを形にします。
予定地は墓苑の一角です。
アスファルトとコンクリートに覆われたTOKIOの一等地での工事です。
武者震いがします。
工事の進捗を報告していきたいと思います。

[高野]

 

Google MAP

概要

第一回「東禪寺ドングリの森」づくり植樹祭

植栽日時 2010年4月18日
植栽面積 507㎡
植栽数量 45種類 1,800本
 事業主体 東禪寺

 

第二回「東禪寺どんぐりの森」づくり植樹祭

植栽日時 2011年4月17日
植栽面積 245㎡
植栽数量 45種類 1,000本
 事業主体 東禪寺

 

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