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千葉県 松戸市根木内中学校ビオトープ  ~ワークショップを通して学ぶ~

根木内中学校ビオトープは学校付近に残された自然を重視した上で,子供達が自然の大切さを体感するための環境教育の場として,既存グランドの一部(約450㎡)において計画及び実施されました.生徒達が「ものづくり」の楽しさやビオトープへの愛着心を感じ,高めてもらう意味でワークショップ方式でビオトープをづくりが進められました。池の形状から植栽する植物種に至るまで,生徒らのアイディアや希望を基本に進められました。生徒達はワークショップを通して,自然界における植物の重要性について理解を深めたようでした。本ビオトープは水辺づくりにとどまらず,周囲には幼苗植栽を施して「森と水辺の創出」を試みました.生徒達が教科書には無い実際の「自然」に触れることで環境意識を高めていく事が期待されます.

施工前の状況.1999年7月. 施工中の状況.1999年8月. 完成直後の状況.1999年10月.

一般にビオトープと言うと水辺の環境を連想していまいがちですが,多様性空間を創出するためには水域から陸域までの一連の環境を考慮することが大切です.根木内中学校ビオトープでは水際への水生植物の植栽だけでなく,池の周囲約150㎡に渡って,3~4本/㎡の密度でポット苗木の植栽を行いました.植栽樹種は,同市の自然環境モニタリング調査結果を基に生徒達で樹種選定を行い,植樹会という形で森づくりを行いました.

ベストマンロールへの植栽.1999年9月. 生徒によるポット苗木の植栽.1999年9月. ポット苗木のの植栽状況.1999年9月.


[木村保夫]

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