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福島県 鹿島池 ~ため池のオアシス化~

人工的要素の強いため池を貯水利用のみにとどまらず、親水的利用及び自然生態的なゾーンとして改修整備を行なった事例です。水際への植生導入は、水域と陸域との連続性、つまりエコトーン(移行帯)を形成させる上で非常に有効な手段と考えます。また親水目的ということで当池では水際を自然石と水生植物の組合せで構成し、柔らかい光景の創出を目指しました。

竣工直後(2002年2月) 竣工後3ヶ月経過(2002年5月)

植栽済みベストマンロールの特徴

€① 早期且つ確実な植物群落の形成

② 現場での植栽作業省略による施工性の向上

③ 外来種(帰化植物)の侵入抑制    

またネットには外部からのインパクトによる破断を防止するための十分な強度を備えたポリプロピレン製ネットを採用しています。

ポリプロピレン製ネット 破断してしまったヤシ繊維製ネット
水生植物導入の必要性 写真下を見ても明らかなようにヤシ繊維製植生ロールの設置だけで、植生の定着を狙う事は難しく、特にため池等の止水域では種子の供給が少ないので、在来の水生植物による群落を形成することは非常に困難です。植栽済み製品を採用することで、植物群落を確実に且つ早期に形成させることが可能になります。

良好に生育するアゼスゲの状況 植栽を施さなかった植生ロールの2年後の状況

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