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タネはいくつ入っているのだろうか(チガヤ)
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2014年9月1日

私達の会社に種子の販売を希望される問い合わせを多数いただきます(いつもありがとうございます)。
基本的に自社製品を作るために種子を採取していますが、研究に利用されたり、在来種で緑化される希望があるような場合は販売しています。大量の種子はありませんが、水生植物や草地を形成する植物を中心に、全国的に一般的に分布し、しかし、世の中にあまり流通していない植物を中心に確保しています。

良く聞かれることは「どのくらいの種子量を播けば緑化できますか?」という質問です。
残念ながら、播種で緑化することを目標にしていなかったため、明確に答えられない状況ですが、今後の一助となるべく、
フシゲチガヤ(以下、チガヤ)を材料に種子量を計測してみることにしました。

s-チガヤ群落_兵庫県_円山川_060619_099

チガヤの花穂の採取状況

写真はチガヤの花穂を採取している状況です。
当社では種子採取時はこのように産地の写真管理を
行なっています。

s-発芽試験_140819_003

1つの花穂に付ける小穂の量

1つの花穂にこのぐらい量の小穂を付けます。
小さい穂から大きい穂までありますが、
花穂あたり推定200-500の小穂を付けます。

s-発芽試験_140819_008

チガヤの種子を取り出している様子

職人技を要求される作業なため専門のスタッフにより、
小穂に内包されている種子を取り出しますが、
この作業が非常に大変です。
なかなか作業が進まず、目がシバシバします。

さて、今回の計測により、花穂乾燥重量1gあたり、
1000~3000粒確認できました。
今後の参考にご利用ください。

※文中の数値は参考程度に留めておいてください。
チガヤの種子量は産地や生育状態、採取時期によって
大きく変わります。

(2014.08.22 山口勉・竹内梢江)


カテゴリ:コラム, 在来種による緑化



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