エビとモロコ
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2014年10月27日
10/24。16:00頃。
愛知県尾張平野付近をうろうろと植物の観察をしていたところ。。
とある水路で。
「いつ、工事やるんじゃ?」
(作業着来ていたから工事業者と思われたのかも)
「よく知らないんです。おじさん、何してるの?」
「魚、取ってんじゃ。」
(とぼとぼと仕掛けのところに行く。)
「何が取れるんですか?」
「エビとモロコじゃよ。」
「へー。どうするんですか?」
「煮て食べるんじゃ。」
「えー(驚愕)。ここの水路の大丈夫ですか?(尾張平野の下流)」
「ここの水路は木曽川から直接、水が入っているから大丈夫じゃよ。それに、直接下流に排出されるしな。今の子はこんなことせんなー。わしらは小さい頃からこんなことばかりしとったよ。金がなかったからなかなか名古屋にも行かせてもらえんかったしな。」
仕掛けの中にはきれいなエビとモロコが大量に取れていました。
一見、汚く、効率の悪い水路のようですが、そこには生き物がいて、また、人それぞれにこの場に想いがあるのですね。
愛知・岐阜の平野部には淡水魚(モロコやナマズ、コイなど)を食べる文化があります。大きなことは言えませんが、それぞれの事業の中で、環境に対して少しでも工事によるインパクトが少ないやり方を提案して行けたらを考えています。
「工事したら、3年は魚が取れんだろうな。」
この言葉が忘れられません。
(2014.10.27 山口 勉)
カテゴリ:在来種による緑化