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[浮島型カメ捕獲装置]事例_滋賀県_小さな池_目的は水生植物の保全
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2015年9月16日

弊社の浮島型カメ捕獲装置を試験的に設置していただきました。
設置数は1基、設置期間は平成27年7月31日~9月2日の約1ヶ月間です。短期間ですが、果たして・・・。

カメの目撃情報のある池

カメの目撃情報のある池

滋賀県のある小さな池にミドリガメ(種名:ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans)の生息情報があり、浮島型カメ捕獲装置で捕獲できないかという相談をいただきました。その目的は、貴重な水生植物をミドリガメが食害するためとのことでした。
ミドリガメによる水生植物の食害事例は全国で報告されており、特に、レンコン(ハス類)、スイレン類、在来の貴重な浮葉植物、沈水植物などの被害がみられるようです。

池の真ん中に設置

池の真ん中に設置

池の深さは浅いので装置の設置は大人2名いれば短時間に設置できる場所でした。

設置期間はおよそ一ヶ月間。生息個体数は少なく、子ガメの目撃情報が少しあるだけのため、捕獲できるか・・半信半疑です。

捕獲!!

捕獲!!

設置から数週間後のある日、
「捕れました!」と嬉しい報告がありました。
捕獲個体は10センチもない小さな子ガメ。小さいカメでも捕獲出来ることがわかりました。

期間中に捕獲出来たのは1匹でしたが、個体数が少なく限られた時間の中での捕獲は大きかったです。

(池を管理されている方からコメントをいただきました)
その後、カメの目視報告がなく食害も認められませんので、この池のミドリガメはすべて捕獲されたようです。

(2015/09/16 山口・三島)


カテゴリ:在来種による緑化



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