2018/11/13(火)蓮沼川 自然石連結ブロックの緑化

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河川の護岸に用いる自然石連結ブロックは自然石を利用した護岸です。緑化を行うために現地発生土の客土などが行われますが,客土の中には様々な植物の種子が混ざっており,外来種の種子も多く含まれています。そのため,どのような植生になるのか不確実性があります。
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自然石連結ブロック
 こうした状況に対し,在来種のセル苗であるルートボール・ミニを自然石の間に植栽することで,より確実に在来種植生を創出することができます。
 自然石連結ブロックの間にルートボール・ミニの植栽を行ってから,およそ1年後には植栽した植物が定着した状況を確認することができました。チガヤ堤防法面に多く成育する日本の在来種で,比較的乾燥にも強く,根や地下茎を縦横に伸ばすため出水時にも流出することなく自然石連結ブロック護岸の緑化を行うことができました。

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ルートボール・ミニ植栽後およそ1年後の状況

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出水時にも流出することなく定着している状況