2008/02/01(金)兵庫県 たつの市原西池水辺整備事業 ~ため池の水生植物群落とチガヤ群落~

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近年、農地の宅地化が進み、埋め立てなどで多くのため池が姿を消している中で、この原西池ではかつて水草が生え、昆虫や水鳥のすみかとして豊かで多様な自然を持ち、人々の生活と密接にかかわってきた昔 ながらの「ため池」の再生と地域住民の憩いの場としての機能を持たせた公園整備(散策路やベンチや芝生広場)とが併せて実施されました。市が掲げた旗は 「自然環境、生態系の保全」「地域の憩い場づくり」です。


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造成工事時の状況(平成20年2月)


水生植物群落の整備にあたり基盤高の設定は植物 の活着に直接影響を与える非常に重要な鍵と言えるでしょう。各水生植物の本来の耐水深能力がそのまま導入時においても有効という訳では決してなく、少なくとも初期の確実な活着を狙う場合水深はやや抑え目にします。ここ原西池でも水生植物導入エリアの基盤高は満水時(FWL)-5~-10cm程度になっています。また、たとえ浅くても常時水に浸かっているという環境は著しい繁殖力を誇る陸生の帰化植物の侵入が危惧されるような現場では有効な対策となります。


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植栽済みベストマンロール(BRP-303)
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ベストマンパレット(BP-800)


造成時の写真でも明らかなように当現場ではあくまで水生植物「群落」の整備、面的な整備を図るため、植栽済みベストマンロール(BRP-303)による土留工と併せてその背後2~3mの幅にわたりベストマンパレット(BP800)の設置が施されました。


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チガヤのルートボールミニ(BC-02)の植栽


また昨今、自然生態系や維持管理等の点から取り上げられる機会の多くなってきた在来種チガヤのプラグ苗(ルートボールミニ:BC-02)の植栽工が法肩部散策路沿いにおいて実施されました。


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施工後約5ヶ月経過(平成20年7月30日)
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施工後約1年6ヶ月経過(平成21年9月11日)


写真の通り、今では背中がゾワッとする程の溢れんばかりの緑が水際線に沿って目にする事が出来ます。植物種ごとに同じ緑でもそれぞれ独特の濃淡があり、それがまた一層この原西池の水辺の風景を豊かにし てくれているような気がします。そして群落の足下は「めだかの学校」に・・・(下写真※分かり難い写真ですがれっきとしたメダカでした)。次にここを訪れる時にはどんな生き物と出会えるのか楽しみです。


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[2008年2月1日]
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