2019/07/08(月)和歌山県 平成30年度県防第11号 萱株苗

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 和歌山県平成30年度県防第11号の丸太柵工に採用して頂きました萱株苗の成育状況を確認してきました。萱株苗はススキのセル苗で,丸太柵工に使用する萱株の代替品として採用されています。

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2019年1月。植栽直後の状況。
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2019年7月。植栽からおよそ6ヶ月後の状況。
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2019年1月。植栽直後の状況。
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2019年7月

 写真から分かる通り,1月末に植栽しましたが,およそ5ヶ月後の7月上旬には自然草高約40cm程度に成長していることが分かります。植栽から僅かな期間で効果的に土壌の浸食を防止する程度の大きさに成長することを期待することができます。

 萱株苗の特徴は種子から生産したφ2cmの苗で,地上部と地下部のバランスがとれており,地下部を傷つけずに植栽することができるため,萱株と比べて良好に活着することです。また,萱株を植栽して定着しなかったため,枯保障として萱株苗をご購入頂く場合もあります。また,丸太柵工を設置した後でも苗を植栽することができるため,作業工程の自由度を高めることができます。

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植栽前の萱株苗。
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萱株苗の植栽作業状況。