2018/05/07(月)日本産チカラシバの種子(チカラシバ採種地リスト)

s-180507_1.jpg


ススキに続いてチカラシバの採種地です。
チカラシバは鹿の不嗜好性植物で、鹿の食害を受けやすい法面や治山事業において
今後、緑化材料として活躍が期待される植物です。
当社ではチカラシバの種子採種にも力を入れております。

採種場所を地図と表に取りまとめました。

s-180507_2.jpg


現時点で在庫のあるチカラシバ種子は東京都・長野県・愛知県・岐阜県・兵庫県・熊本県です。

続きを読む

2011/09/13(火)兵庫県 ワコーレハート明舞 チガヤによる屋上緑化 ~都市に、マンションの屋上に、在来野草の原っぱを~

190110_003.jpg


ランドスケープの中ではまだまだ緑化用植物として扱われる機会の少ないチガヤ・・・というよりも雑草という扱いの方が一般的かもしれません。しかし、あえ てそのチガヤを用いて屋上に在来野草の草原を創出させようという試みが平成23年2月、兵庫県明石市に新しく建築されたシニア向け分譲マンション「ワコー レハート明舞(※当マンションの1~3Fは特別養護老人ホーム「スプリングテラス明舞」)」にて実施されました。

続きを読む

2011/04/21(木)兵庫県 猪名川高水敷におけるノシバ・チガヤ緑化 ~河川高水敷の在来種による緑化の取組み~

190111_003.jpg



 猪名川は兵庫県と大阪府の境界付近を流れる近畿を代表する一級河川の一つです。現在、猪名川の北伊丹地区(左岸)の高水敷ではノシバとチガヤによる緑地整備工事が進んでいます。
常に水が流れている低水路よりも一段高い「高水敷(高水域)」は古くは農耕地として利用される事が多かったようですが、今は沿川住民の憩いの広場として運動公園やゴルフ場として整備されている場所の方が多いのではないでしょうか?高水敷は今も昔も「川と人を結ぶ大切な空間」と言えると思います。
一方で「高水敷」というやや特殊な環境(普段は陸域であるが、洪水時には水に浸かり撹乱を受ける)は、河川生態系において重要な役割を担っているといえす。しかし、残念ながら昨今では高水敷の多くの緑地は外来植物で構成されている場所が多くあります。高水敷は外来植物にとって絶好の生育場所であるという現実が確かにあります。

続きを読む