2019/10/29(火)萱株苗の試験植栽を行いました。

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萱株(かやかぶ)は治山工事で一般的に用いられるススキの掘り取り株です。萱株は丸太柵工と共に使用されることが多いのですが,ススキの株を掘り取るのに労力がかかったり,現場近くにススキの株が見つからず,萱株を採取することが困難であったりします。

こうした状況を改善するために,エスペックミックでは萱株の代替品として萱株苗の販売をはじめました。萱株苗はφ2cmの小さなススキの苗で,種を蒔いて発芽育成したものです。施工性に優れるだけでなく,地上部と地下部とのバランスがとれているため植栽後も良好に定着します。また,その後の成長もとても良いため,萱株と遜色なく成長し,治山に貢献することができます。
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植栽試験開始直後(2019年6月28日)。
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植栽からおよそ4ヶ月後の状況(2019年10月29日)。

2019/07/08(月)東京都 平井川

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 平井川にはカヤネズミが生息しており,河川整備工事にあたっては工事工程を含めカヤネズミの保全のために様々な工夫が行われました。堤防法面には一般的にノシバによる張芝が行われますが,平井川では張芝の代わりにチガヤマットが採用されました。

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2019/07/04(木)一年目はメヒシバ,翌年からはカゼクサとチカラシバ

在来種で緑化シートは国内産の在来種の種子が付いています。
種子は,早期緑化を担う一年草(メヒシバ)とその後の長期に渡る緑化を担う多年草(カゼクサとチカラシバ)を中心とした種子配合を行っています。

本当に一年草から多年草に置きかわるのか,試験を行っています。良好な結果が得られておりますので,試験状況の写真をホームページに追記ました。

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