2010/09/15(水)大阪府 JAいずみの農産物直売所「愛彩ランド」調整池水辺緑化~在来の水生植物群落による水辺の修景~

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JAいずみの農産物直売所「愛彩ランド」(大阪府岸和田市)が平成23年4月5日にオープンし、連日賑わいをみせています。農家の方々が愛情をもって育て た安全・安心・新鮮な農産物が彩り豊かに並べられ、農を通して地域の人々がふれ合い、心の安らぎを感じられる施設として建設された当直売所施設の敷地内に は約1500㎡の水面積を誇る大型の調整池が併せて整備されました。そして、この調整池を修景池として、また水辺の生き物の生息場所として機能させるた め、池の全周囲に渡って水生植物群落を創出させる事になりました。

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2009/01/11(日)大阪府 大規模マンション内水景施設整備 ~せせらぎと水生植物群落のある庭園づくり~

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[2009/1/11]施工時の様子


弊社では中々お手伝いさせて頂く機会の少ないマンション建設ですが、この度大阪府堺市に誕生した超大型マンションの庭園内においてベストマンシステムが水辺の緑化工法として採用されました。圃場にて十分に養生を施したアゼスゲの植栽済みベストマンロール(BRP303)を池底に打ち込んだアンカープラグとロープを使って固定し、水生植物群落の風景を演出するために一部では同じくアゼスゲのベストマンパレット(BP800)の設置も実施されました。

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2007/09/07(金)大阪府 松尾川上流ワンド整備事業 ~ワンドのビオトープ機能とその再生~

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大阪府和泉地方を流れる松尾川の上流域において 河川公園整備と併せて河川生態系保全・再生のためのワンド整備が実施されました。 「湾処」と書いてワンド・・・昨今ではこのワンドを備える河川というのはほとんど見られなくなってきましたが、ワンドは稚魚や鳥類の生活の場として、また 水辺の生き物にとっての出水時における避難場所として機能する河川生態系にとって非常に重要な舞台となります。ツ黴€ 人工的にワンドを新しく整備するというのは決して容易な事ではありません。せっかく整備しても生き物が集まってこない、出水によりワンドそのものが崩壊し てしまう、土砂堆積によりワンドが完全に埋まってしまう事も数多く報告されています。また植生という側面にも湿地状態がうまく保てなかった結果、ワンド周 囲が外来の陸生種(セイタカアワダチソウ・セイバンモロコシ等)に覆い尽くされてしまったり、逆に裸地(無植生)の状態が継続的に続いてしまったりという 問題が生じる事があります。ワンドでの豊かで安定した我が国本来の水辺生態系構築のためには、施工時段階における水辺の植生整備はやはり必要となるケース が多いのではないでしょうか。

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