2015/01/21(水)稲わらの活用方法 ~マルチング材~

わたしたちは稲わらを植樹した苗木のマルチング材として使用してきました。

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自然の森では「落ち葉」という天然のマルチング材があります。
苗木を植えるという新規に創出された森では稲わらがこれに代わる役割を果たすのです。

稲わらにはマルチング材として次のような機能があります。

・保湿効果:土壌水分の蒸発を抑制し、適度に保湿します。
・保温・断熱効果:内部の空洞が冬季の寒冷,夏の熱射を緩和します。
・雑草防止:地表面への日射を遮ることで雑草の発生を抑制します。
・表土流出防止:傾斜地などで雨水によって表土が流れ出ることを防止します。
・生分解性:1~2年で微生物によって分解されると、肥やしとなり土を豊かにします。

施用は4kg/㎡ほど用意し、斜面傾斜と直行するように敷きます。

小束のまま並べ、地表面が露出しないように小束同士は密着させます。

ワラ縄で抑え、竹杭、木杭などで固定し、飛散しないようにします。

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数あるマルチング材の中で、稲わらは最適な材料と言えます。

是非その効果を体感してください。



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「稲わら販売、はじめました」

エスペックミックでは稲わら販売に取り組んでいます。
稲わらをご要望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

<お問い合わせ先>
エスペックミック株式会社 本社(愛知)
担当:野口

TEL : 0587-95-6369
FAX : 0587-95-4833
E-Mail : info@especmic.co.jp

2015/01/14(水)稲わらの寸法

先輩から稲わらの諸元について紹介するからついてこいと呼ばれました。
「しっかり乾かしてあるから、軽いんだ。見ろ、一束400gしかない。」
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それちょっと小さくないですか?ふつうのは500g越えてますよ。

「長さは1m弱ってとこだな。箱に詰めるとちょっと先端が曲がるかな。」
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先っちょ曲げちゃうんですか?切り揃えればいいのに。

「太さはまちまちだけど、だいたい10㎝から15㎝というところだな。小束に結束してある。このわらは麻縄でむすんである。」
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譲ってもらった農家さんによってサイズや結束材が違うんですね。

「この段ボールが85㎝×45㎝×30㎝だ。これに目一杯詰め込んでだいたい18束ってとこだ。だいたい10kgくらいだな。」
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「どうだ、お前も一箱持って帰るか?」
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私はわらよりその先っちょに付いてたモノの方が嬉しいです。

工業製品ではないので、長さや太さなどはまちまちな部分もありますが、品質に間違いはありません。
是非一度手にとって、お試し下さい。



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2015/01/06(火)稲わらづくり

濃尾平野のど真ん中、木曽川の南に位置する弊社の周囲にも都市化の波は押し寄せていますが、まだまだ田園に囲まれています。
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稲刈りのあと、田圃に残った稲わらです。
水を抜いたとは言え、湿った田圃の上です。もたもたしていればカビが生えたり、汚れてしまいます。
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天気の変わり目を見て、圃場のスタッフ総出で回収します。
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回収してきた稲わらは「はさ掛け」にして天日で乾かします。
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しっかり乾かしたら、倉庫に保管して出荷の時を待ちます。
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秋風に吹かれながら、夕日に照らされる稲わら

メイドインジャパンです。
稲はお米だけを与えてくれる訳ではありません。
わたしたちが集めた稲わら、どうぞ使ってみてください。
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先輩、気持ちは分かりますが、そのドヤ顔は…。



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2011/04/08(金)愛知県 中井筋せせらぎ水路

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施工およそ3ヶ月後の状況

親水空間の創出のため,農業用水の水を使用してせせらぎ水路を創出しました.住宅地に近いこともあり,修景的要素を中心に設計されました.水際の植物は植裁済みベストマンロールが使用され,わずかな期間で良好な景観が形成されました.

短期間に良好な景観を形成させるためには,小さな苗を植裁するよりも植裁済み製品(植裁済みベストマンロール,ベストマンパレット等)の使用が効果的です.

ポット苗の植裁直後は苗と苗の間から様々な雑草が発生します.一般的に荒れ地の雑草は成長が早く,施工直後から短期間で植裁した植物を覆い隠してしまうこともあります.また,このような状態になった後の維持管理は多くの労力を必要とします.


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2003年5月7日
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2003年6月16日


写真から明らかなように,植裁済みのベストマンシステムの製品は雑草の種子が発芽成長する前に,導入した植物が群落を形成するため,雑草の発生を効果的に抑制することができます.

中井筋せせらぎ水路では,水路の 遮水にベントナイト系の遮水シート(パラシール)を使用ています.シートの上に土を入れ,植裁済みロール設置していまが,水域に植物が広がらないように水 底は薄くモルタルで固められています.植物の成長とその抑制のバランスを考えた設計といえるでしょう.

[2011年4月8日]

2008/03/01(土)愛知県 岩ヶ池

岩ヶ池は『刈谷ハイウェイオアシス』に隣接する農業用のため池です。このため池は造成後裸地の状態が続いたため、写真のように雨水の表面流去と波浪による法面侵食がおこりました。ここでは植生工により法面侵食を抑え、緑化を図る事が提案されました。しかし現地の明らかに波浪のものと思われる侵食が強く、オーバーハングしている箇所も見られました。ここに単純に植物を植えただけでは、波の物理的影響で苗が衰退し活着しません。


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