1999/03/01(月)愛知県 温故井池 ~水生植物による温故井池の修景と環境復元および水質浄化~

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より自然味豊かな環境の創出を計るために,温故井池の一部に水生植物を導入し,景観や生態系に配慮した環境づくりを行いました。水生植物群落は多様な水生生物の生息地となり,特に魚類の産卵場所や稚魚の生息場所として機能します。また,水生植物による水質浄化作用,植物群落による景観的効果も期待できます。一般に水生生物の生活拠点のポイントとして, ○ 水際は極力多孔質もしくは,植物による構造とする。 ○ 流れや水深の変化,水際部の直線化,単純化を避ける。 ○ 水辺の植物群落は在来種の早期再生を目指す。 などが生態的な環境に効果的であるとされています。
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施工直後:1999年3月
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植生護岸工:2000年5月
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植生護岸工:2001年7月


植生護岸(L 76m,W 1.5m) 温故井池の水際は岩組護岸が配置されていますが,その前面に水生植物群落が形成すると,岩との組み合わせによって,より自然に近い景観が形成されるものと考えています。また,水際のヨシ群落には水質浄化の効果や,小動物のすみかとしての機能があります。
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ベストマンアイランド施工(16ユニット)
:1999年3月
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ベストマンアイランド施工
:2000年5月
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ベストマンアイランド施工
:2001年7月


人工浮島(64㎡) 人工浮島はステンレスパイプを三角形に組み合わせたもので,ドイツでは1979年から普及している製品です。 この人工浮島にはヨシ,ガマ,マコモ等の水生植物が植栽されており,多くの根が水面下にカーテンのように垂れ下がります。植物はここから,水質悪化の原因となっているチッソやリンを吸収します。また,水面下に垂れ下がった根は,魚類の産卵場所や稚魚の生活場所として機能します。


[1999年3月1日]
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