2009/04/21(火)兵庫県 加古川市兎ヶ池ため池改修工事事業 ~地元住民による地域性種苗(チガヤ)の植栽と堤体緑化~

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兵庫県の東播磨地域では水辺を活かした新しいふるさとづくり「いなみのため池ミュージアム」が展開されています。行政と地域住民の参画と協働のもと、貴重な水辺空間をより素晴らしい姿で次代へ引き継いでいく事を目的に様々な活動に取り組んでおり、その活動の一環として加古川市志方町西牧にある兔ヶ池の改修 工事と併せた、堤体法面へのチガヤ苗の植栽会が平成21年3月22日に開催されました。

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2009/04/17(金)岐阜県 木曽三川公園長良川高水敷河岸整備工事 ~グリットシーバー~

グリットシーバーは ジオテキスタイルに野芝の根が絡んだ植生護岸材です。一般に、洪水時に水が堤防へ上がってくる場合、通常の張り芝工では出水時に流水の力によりめくれてし まいます。治水を考慮したジオテキスタイル工やブロックマット工は、流速に耐えられても、植生が回復するまで時間がかかります。しかし芝と一体化したグ リットシーバーは、流速4m/sまで対応することが可能なので、緑化をしながらブロックマットと同様に流速の出る川表側の堤防にも使用することができます。裏面に不織布がついているため、堤防土壌の吸い出しも抑制されます。


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グリットシーバー
平成21年5月23日撮影.
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施工前の状況
平成21年4月17日撮影.
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設置直後の状況
平成21年5月28日撮影.


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生育状況(施工後3ヶ月)
平成21年9月2日撮影.
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生育状況(施工後8ヶ月)
平成22年1月16日撮影.


木曽三川公園長良川高水敷河岸整備工事ではグリットシーバーを採用して頂きました。一見張り芝工に見えますが、芝がまだ根付いていない施工直後でも護岸として成立しています。現在でも良好に芝が生育しています。


[2009年4月17日]

2009/01/12(月)大阪府 晴明丘小学校ビオトープ改修 ~漏水補修(遮水)と湿地整備 生き物豊かな水辺へ~

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「心豊かな丘の子ども」を校訓に掲げる大阪市阿倍野区にある市立晴明丘(せいめいがおか)小学校(学校案内:http://www.ocec.jp/school/index.cfm/6,0,29,222,html) では平成13年に創立100周年記念事業として「自然観察学習園」が建設されました。池・水路、田んぼの整備、そしてたくさんの木々の植栽が地域の方々の 協力を得て行なわれ、完成からこれまで先生が子供達に野草の名前を紹介したり、写生会が開かれたりと子供達の環境教育の舞台として活躍してきました。

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2009/01/11(日)大阪府 大規模マンション内水景施設整備 ~せせらぎと水生植物群落のある庭園づくり~

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[2009/1/11]施工時の様子


弊社では中々お手伝いさせて頂く機会の少ないマンション建設ですが、この度大阪府堺市に誕生した超大型マンションの庭園内においてベストマンシステムが水辺の緑化工法として採用されました。圃場にて十分に養生を施したアゼスゲの植栽済みベストマンロール(BRP303)を池底に打ち込んだアンカープラグとロープを使って固定し、水生植物群落の風景を演出するために一部では同じくアゼスゲのベストマンパレット(BP800)の設置も実施されました。

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