2018/11/02(金)千葉県 豊岡幹線排水路 ベステック・ロックロール設置による生物多様性の確保

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コンクリート三面張水路にベステック・ロックロールが設置されました。


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 圃場整備工事において,これまでの土水路はコンクリート三面張の水路となりました。排水路なので水田の高さから深く掘り込まれています。コンクリート三面張水路は,水域に植物が生えにくいため,維持管理に優れますが,生物多様性を考えた場合,課題も多くあります。そうした中,生物の生息空間を確保するために,排水口近くにベステック・ロックロールが設置されました。排水口から流下した生き物が下流に流されてしまわないように配慮されています。こうした場所を複数設けることで,生物が生息できる環境としています。ベステック・ロックロールは2007年8月に設置されました。

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2012/07/20(金)東京都 井の頭自然文化園水生物館 ~井の頭池からのアオコの侵入を防止する~

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井の頭自然文化園の水生物館には地下水を水源とした水路があり,常時きれいなが流れています。この水路は井の頭池につながっていますが,井の頭池では夏 になるとアオコが大量に発生します。水路を流れる水の量はそれほど多くはないので,井の頭池で発生したアオコが水路に侵入し,せっかくのきれいな流れもア オコに染まってしまいます。そうした中,水路に堰をつくってアオコの侵入を防止することはできないだろうか?との依頼を受け,実際につくってみました。も ちろん,出来合のものはありませんから,多くの方の協力を得ながら堰をつくってみました。

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2010/08/23(月)三重県 大堀川支川 ~水位の上下変動を克服せよ~

大堀川支川では多自然川づくりが実施されています。堀込み河道の直線的な河川に、植生帯を設けてエコトーンを創出することが計画されました。植栽済みベストマンロールやベストマンパレットの出番です。私たちは大堀川の本川にてヒメガマ、ツルヨシ、ヨシなどの種子および苗を採取し、これを持ち帰り、生産圃場にて大堀川産ベストマンロールとベストマンパレットを生産しました。
余談ですが、植物採取した大堀川本川では様々な植生が自由に生育し、その中にたくさんの魚や貝類が見られ、ここは多様で自然豊かな環境なんだなぁとすがすがしい気持ちで作業を行いました。

生産圃場での生産に先だって、試験施工が行われました。
というのも大堀川は河口に近く、干満の影響で一日の間に水位の上下変動があります。水生植物の活着にとって安定的な水位は必須条件です。干上がったり水没 したりというストレスで、活着できなくては困ります。そこで最も生育しやすい設置高を確かめるために、高さを3種類に変えて植栽済みベストマンロール(ヨシ)を設置して様子を見ました。結果は、どの高さもヨシがちゃんと生育していました。しかし設置高が高いと侵入雑草が多く認められ、設置高が低いと雑草はほぼなくヨシのみが生育してたということが特徴的でした。


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ヒメガマ苗の採取時の状況
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試験施工時の状況
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試験設置した植栽済ベストマンロール


今現在(2011年4月8日)、施工しているさなかです。堀込みおよび干満の影響がある河川なので、作業員の方々は施工に苦労しておられるようです。写真のように特製吊り具で、上からおろしながら順次据えてもらっています。
今回は植栽済みベストマンロールの前面にロックロールを設置しています。ロックロールは植栽済みベストマンロールを固定する他、洗掘防止機能、土をトラップしてロールから伸びた植物が活着する事を期待しています。

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2010/07/08(木)神奈川県 引地川 ~チガヤマットとグリットシーバーV3~

 引地川は大和市が管理する準用河川です。
この引地川は都市の中を流れる河川で、人々に親しまれる川づくり、親水構造を検討しつつ整備がすすめられてきました。

平成22年度には親水護岸への緑化として、チガヤ法面が施工されました。弊社としては、神奈川県でのチガヤマットは初めての試みです。しかし、チガヤマットを水際に張り付ける工事では、河川の増水時に法面の土が吸出されて植生ごと流亡する危険性があります。そこで私たちは、グリットシーバーV3を併用することを提案しました。グリットシーバーV3はジオテキスタイルと吸出抑制材の不織布が一体となった構造で、護岸を形成しつつ浸食を防止することができます。

引地川の法面施工に関しては、このグリットシーバーV3を敷設後、その上にチガヤマットを張り付けました。この方法により、法面が吸い出されることなく緑 化され、かつ流速3m/sの流れに対応できると期待しています。施工が夏にさしかかっていたので、出荷や施工中の傷みや蒸れが心配でしたが、施工業者の 方々にうまく管理して頂いたおかげでチガヤも枯れることなく活着しました。


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施工状況.
平成22年7月8日撮影
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施工状況.
平成22年7月8日撮影
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生育状況(施工後4ヶ月).
平成22年11月18日撮影


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生育状況(施工後4ヶ月)
平成22年11月18日撮影


 引地川の結果によりグリットシーバーV3とチガヤマットを組み合わせることで、出水時の流れがある所でもチガヤによる緑化が可能であることが証明されました。

[2010年7月8日]

2010/07/01(木)長野県 天竜川 ~堤防法面浸食を食い止める~

一 級河川天竜川および三峰川の一部の堤防では,キク科の多年草であるオオキンケイギクが優占した植生が形成されています。一般に堤防法面には築堤時に張芝に よる施工が行われますが,オオキンケイギクが侵入しロゼット状の葉を展開すると,その下になった芝は枯死してしまいます。さらに,除草管理による刈り取り が行われると,株状になって生えていたオオキンケイギクの葉の下には多数の裸地が生じてしまいます。

天竜川水系ではこれらの裸地に起因した堤防法面の浸食が問題となっています。一方で,一部の堤防法面ではイネ科の多年生草本であるチガヤの優占する植生が 認められており,こうした植生にはオオキンケイギクはほとんど生育していないことが観察されました。そこで私たちは浸食の発生しない安定した植生を形成す ることを目的に,張芝に替わる植物としてチガヤを導入しました。


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堤防法面のオオキンケイギク
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チガヤマット設置前の堤防法面の様子.

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