2017/11/07(火)【トピックス】ついに、カメ捕獲用のもんどり罠の取り扱いを開始!

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当社ではカメの捕獲装置として、甲羅干しの習性を利用した【浮島型カメ捕獲装置】を販売しています。
浮島型カメ捕獲装置は長期間、ゆっくりと、いつの間にか、手間がかからずカメを捕獲することにむいた装置となっています。
一方、手間はかかるが、ササっと、パッと、短期間でカメを捕獲するにはむいていません。

そんな手間はかかるが、ササっと、パッと、短期間でカメを捕獲するために、【カメ捕獲用もんどり罠】の取り扱いを開始しました。

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2017/10/20(金)結果発表!!浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げ

先日のブログで浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)公開引き上げをご紹介させていただきました。
その結果をお知らせします。

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引き上げ前から、カメがたくさんいる事が分かりますね~。
入ってくれている事に対して、安堵感はありますが・・・、
とても複雑な気持ちです。

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今回の捕獲装置に入っていたカメの数は、180匹でした!
1日平均8匹が捕獲されている結果です。

鵜戸川では昨年も同様に設置しているので、
引き上げ成果を昨年と比較してみました。
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今回は予想以上にクサガメが入っていました。

過去の浮島型カメ捕獲装置の実績はこちらからご覧いただけます。
ご興味のある方はお問合せ下さい。


【山口・三島】

2017/10/03(火)浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)の公開引き上げを行います!

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2017年10月8日(日)に「鵜戸川釣り大会」が行われます。
釣りを楽しみながら生態系も知ってもらおうというイベントです。
このイベントの中で、昨年に引続き、カメ捕獲装置の公開引き上げが行われます。
中々見られない引き上げ直後の様子を見に、
ご興味ある方は是非お越し下さい!

場所:愛知県愛西市 愛西市役所立田庁舎東側 鵜戸川

写真は、2017年9月15日に設置してから約2周間後の様子です。
分かりにくいですが、既にアカミミガメ(ミドリガメ)が入っていますよ~。
昨年は200匹を超える捕獲数でしたが、今年はどうなるか楽しみです。

【耳より情報】
浮島型カメ捕獲装置(かめぽちゃ)に茶色の新色が登場。
景観に馴染みやすい色となりました。

【山口勉】

2004/05/25(火)愛知県 青木川 ネズミムギ群落から在来種群落への置き換え試験

2004年 施工初年度
[2004/05/25] 施工前
[2004/10/08] 外来種置き換え試験
[2004/10/18] 外来種置き換え試験(植栽会)

2005年 施工1年目
[2005/05/10] 現況確認
[2005/09/13] 現況確認
[2005/11/18] 外来種について勉強会


2006年 施工2年目
[2006/02/22] 現況確認
[2006/02/24] 外来種置き換え試験(第2回植栽会)
[2006/03/07] 堆積土撒き出し試験
[2006/04/26] 現況確認
[2006/06/04] 現況確認
[2006/10/28] 現況確認

2007年 施工3年目
[2007/01/14] 現況確認
[2007/04/09] 現況確認
[2007/05/23] 現況確認
[2007/08/20] 現況確認
[2007/10/13] 現況確認
[2007/12/09] 現況確認


[2007/12/09] 現況確認
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右岸にはヨシ群落が維持されており,
左岸側もオギ群落となっている.ネズミ
ムギの抑制された状況が維持されている
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上流側は鮮やかな緑色が
ネズミムギ群落となっている
 


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9月に刈り込まれたヨシ群落は
1m程度の草丈となっている
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ネズミムギ群落.カサスゲやヨシも混生
するが,ネズミムギに圧倒されている


 ネズミムギは越年草であるため,冬枯れの季節でも青々とした葉を茂らせています.施工前は,ネズミムギが茂っていた高水敷は,ヨシ群落,オギ群落に置き換えられ,継続的に維持されています.この創出されたヨシ,オギ群落の上流は一面ネズミムギ群落となっていることから,植生の置き換えを行わなかった場合にはネズミムギ群落が維持される環境であったといえます.
青木川のように川幅が狭い河川では,草丈が2mを超えるようなヨシ群落では川面が見えづらく,鬱蒼とした感じを受けるため,夏から秋にかけて刈払い作業が行われています.たかが刈払い作業ですが,ネズミムギの種子が漂着しやすい環境であるため,作業時期を間違えるとネズミムギに被圧される可能性があります.今回,ヨシ群落は8月から9月に刈り払われており,その後,高さ1m程度の群落に回復したことから,ネズミムギの成長を抑制することができました.ヨシ群落への置き換え作業を行った場所は,適切な時期に維持管理が行われることによって,ネズミムギを抑制するとともに,川の流れが十分確認できる明るい水際となっており,河川植生として望ましい状態に維持されているといえます.

[吉野知明]

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