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神奈川県 横浜市立 汲沢中学校

日本財団の行う「学校の防災林植樹プロジェクト」。
その第一校として当校における学校の森づくりが実施されました。
校庭を囲うように西側と南側に、狭いところでは幅1mほどですが、植樹が行われました。
災害時には近隣住民の一時避難場所となる小中学校は防災の重要拠点です。
その学校を延焼防止機能に優れる常緑樹を中心とした広葉樹林で囲みます。
永遠に来ないことを祈りたい災害ですが、万一の時はいつ訪れるか分かりません。
非常の際には近隣住民のいのちを守る防災林。
日常では生徒の環境学習の活きた素材となり、緑豊かな学校生活を支える環境林。
この森はふたつの顔を持つことを期待されています。

[高野義智  (問合先)e-mail:  y-takano@especmic.co.jp

モニタリング

[2016.1.25]

 

補植作業からまもなく2年となろうとしています。
おそるおそるお邪魔させていただきました。
心配は杞憂でした。
かつて生徒による踏圧が大きなダメージを苗木に与えました。
しかし、いまはボールの飛び込み、生徒の駆け込みを抑制する防球ネットが設置されていました。
成長の良い苗木は7㍍を越えています。

体育倉庫を越える高さに成長した若木が倉庫の後ろから姿を現しました。

植栽地のあちこちに立つ「木を大切にしよう」という生徒手製の看板に胸が熱くなりました。

[高野]


[2014/4/4]

 

学校の森再生にむけた補植作業が行われました。
200本の苗木、800㎏の稲わらが無償で寄付されました。
補植と共に、草取りを中心とした継続的なメンテナンスの実施、森を大切にする意識の高揚、森を守り育てていく体制の構築をお願いしました。
再生した学校の森は今度こそ無事に育ってくれることでしょう。

社会福祉法人進和学園が補植用の苗木を寄付してくれました。

 

NPO法人「国際ふるさとの森づくり協会」の高野理事長から補植作業の指導を受け、補植作業を行いました。

[高野]


[2013/10/30]

 

学校さまが一念発起。
学校の森の再生を行うこととなりました。
まずは生徒のみなさんにご協力いただき除草作業を行いました。

ツル植物にがんじがらめに絡まれていた苗木。
雑草に埋もれ、かすかな日光で生きていた苗木。
苗木たちの歓声と深呼吸が聞こえてくるようです。

除草され集められた雑草の山。
もちろん大切な資源です。
このまま乾燥させ、補植後にマルチング材として新しく植えられた苗木の根本に敷き込みます。

[高野]


[2013/9/26]

 

植樹祭から4年が経とうとしています。
本来であれば、苗木は3mを越えるほどに成長し、樹冠が重なり合い、日射が地面に差さなくなる”鬱閉状態”という姿になっているはずです。
しかし、さまざまな要因が重なり、思うように成長していないのです。
再生させなければなりません。

除草前

除草後

状況を把握するため一部の除草を試みました。
苗木は雑草の中で数本生き残っていました。
しかし、土壌は問題ありません。
除草を行い、再度苗木を補植することを提案しました。

森づくりはあきらめたらそこで終わりです。

[高野]


[2010/9/29]

 

植樹祭からまもなく1年となろうとしています。
夏の好天のおかげで苗木はぐっと伸びていました。
しかし、同時によく育っている「雑草」。
苗木によって根を張りやすい、ふかふかの、水はけの良い、肥料分に富んだ土壌はそのまま雑草にとっても好都合です。
まだ樹高の低い苗木は雑草によって日射を遮られてしまったり、土壌の水分や養分を横取りされてしまいます。
学校の森づくりは植樹後の3年間は草取りというメンテナンスが欠かせません。
ちょっと心配になり、学校さまによくよく除草を行っていただくようお願いしました。

植樹祭でマルチングした稲わらから発芽したイネ。
稲穂をつけるまでに育っています。
春から一度も草取りをしていないことになります。

[高野]


2009/11/20]

 

放課後、植樹祭が実施されました。
美化委員と保健委員が中心となり、これに有志の生徒が加わって合計143人の生徒が集まってくれました。

学校の森づくりを指導いただいているNPO法人「国際ふるさとの森づくり協会」の高野理事長に植樹指導をしていただきました。

歓声をあげて木を植える生徒のみなさん。
あまりに楽しそうなので、こちらも嬉しくなりました。

植樹作業の時にある出来事がありました。
どこの中学校にもいる、ちょっとやんちゃな生徒が遠巻きに眺めていました。
ふと気付くと彼等が飛び入りで参加して、苗木を植えています。
あれよあれよと言う間に先頭に立って作業をリードし始めました。
遠くから眺めていたように見えましたが、だれよりも真剣に植樹指導に聞き入っていたのです。
呆然と眺める先生の「あの生徒が…」というつぶやきが印象的でした。
森づくりは時に意図しない効果を発揮してくれます。

[高野]


[2009/11/14]

 

森づくりの土台となる植栽基盤づくりが進んでいます。
堅く固結してしまっていた現地盤を重機で起こしました。
その上に土壌改良をほどこした水はけの良い土を盛土します。
土壌厚を確保するため、カマボコ状にマウンドアップして勾配をつけます。
水はけが良くなります。

明治神宮を拠点に苗木づくりをおこなっているNPO法人響さまから苗木を提供いただきました。
明治神宮で拾ったドングリから苗木を作っています。
そう言えばどこか霊験あらかたなオーラを感じます。

[高野]


[2009/8/19]

 

森づくり予定地を下見しました。
ヤマモモやマテバシイ、シラカシなどの植栽木が整然と植えられています。
その間隙を埋めるように植樹をします。
既存の樹木は極力残します。

[高野]

GoogleMAP

概要

植栽日時 2009年11月20日
植栽面積 249㎡
植栽数量 31種類 1,206本
 事業主体 横浜市立汲沢中学校

 

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