兵庫県 加古川市兎ヶ池ため池改修工事事業 ~地元住民による地域性種苗(チガヤ)の植栽と堤体緑化~
兵庫県の東播磨地域では水辺を活かした新しいふるさとづくり「いなみのため池ミュージアム」が展開されています。行政と地域住民の参画と協働のもと、貴重 な水辺空間をより素晴らしい姿で次代へ引き継いでいく事を目的に様々な活動に取り組んでおり、その活動の一環として加古川市志方町西牧にある兔ヶ池の改修 工事と併せた、堤体法面へのチガヤ苗の植栽会が平成21年3月22日に開催されました。
当日は東播磨地域で様々な自然保護活動に取り組んでいる団体、播磨ウェットランドリサーチの松本修二代表から「チガヤってなに?なぜチガヤを植えるの でしょう?」について説明が行なわれ、その後ワイワイガヤガヤあっという間に植栽会用に準備していた苗の植栽は完了しました。と言っても、しっかりと転圧 された法面(ため池の堤体は当然ながら強度が求められるため通常締め固められます)に苗を植栽する事は決して楽な作業ではありません。あまりの土の硬さに 用意していた植栽工具が壊れるというトラブルも起きましたが、それでも皆さんそれぞれ隠し持っていた(?)My工具をポケットから登場させるなどして植栽 は予定通り完了する事が出来ました。本当に皆さんお疲れ様でした!
先 にご紹介しました通り、エスペックミック㈱では様々な事業地域で種子を採集し、徹底した産地管理体制の下で、計画に即した各種製品(苗、マット等)に育て 提供しています。チガヤに限らず今後も様々な在来植物の地域性種苗生産に積極的に取り組んでおります。ご相談等ございましたらお気軽にお問合せください。