土舗装「リ・アース工法」
土を使った低炭素型舗装
特徴
一概に、土を使う舗装と言っても様々な工法が有ります。
「リ・アース工法」は、材料の約9割が土で構成され、少ないセメント量で、土を安全かつ高性能に固化させる工法です。
強度を確保するための固化材料に、FC剤(無機化合物複合反応物)を用いています。
それにより、従来型の土舗装材と違い、多量のセメントも石灰類も樹脂も必要としません。
固化時には中性化して、土の特性である保水性と透水性を保持し、固化強度を確保します。
染み出た水からは、アルカリ溶出が無いため、土壌汚染や水質汚染を引き起こすことがありません。
また、無機質だけで構成されているため、紫外線による劣化や熱による変形も生じません。
さらに着色材も用いていないため、自然の土の色で仕上がります。
優れた透水性を持っていますから、降雨時でも水溜りやぬかるみが出来にくく、再汚泥化しないだけでなく、土粒子の結合力が強固なため、乾いても埃化しません。
保水容積率は、容積重量比の18~20%(打ち水効果が持続します)、熱伝導率が低く、通気性を持っていますから、夏場の舗装表面温度は、アスファルト舗装と比較して約10度以上抑えることができます。
こうした特性を持つ「リ・アース工法」を用いることで、ヒートアイランド現象の抑止に役立つ地表面被覆が可能になります。
「日が暮れたら冷える」、土の特性をそのまま保持した低炭素型舗装工法です。
主な事例
ダウンロード