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<圃場コラム>稲ワラ
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2014年12月2日

植樹祭で苗木の根元に敷き詰める稲ワラにはとても大切な役割があります。
マルチング資材として雑草の繁茂を抑制すること、乾燥を防ぐこと、熱射・凍害を和らげること、雨で土砂が流れ出ることも止めてくれます。
やがては分解されて苗木の肥やしになってくれます。

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この稲ワラ、実は近年品薄になってきています。
なぜなら、農業の機械化が進みコンバインによってばらばらに細断されるようになったのです。
近くの田んぼを見ても、稲ワラは細断され田んぼに肥料として戻されているところが多いようです。
そこで、そうなってしまう前に近所の田んぼから稲ワラを集めよう!ということになりました。

 

まず、稲刈り後田んぼに残された稲ワラを敷き藁に使いやすいよう小束に結束します。
これを秋空の下で干します。
最後に運搬しやすいように大束にまとめます。
あっというまに手が痛くなります。
まさか就職して田んぼで稲ワラを集めて結束する仕事をするとは思っていませんでした。
稲ワラ作業の大変さを知ると、当たり前だと思っていた敷き藁マルチングにもストーリーを感じます。

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田んぼで稲わらを集める

 

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小束にした稲ワラを干す

 

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小束を大束にまとめて完成!

 

 

地域の農家さんとの関係構築にも一役買いそうです。
快くお譲りいただいた農家の方々に感謝です。

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幼い苗木の毛布になる稲ワラ

 

【野口】


カテゴリ:コラム



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