今日のパリコレ チガヤ草地に生育する植物
Notice: Use of undefined constant Y年n月j日 - assumed 'Y年n月j日' in /usr/home/aa133xbzhi/html/wp-content/themes/weblog/loop-single.php on line 22
2012年6月28日
チガヤ草地に生育するノビル（子供のころはよく食べました。）
チガヤ草地には様々な植物が生育します。チガヤ草地ではチガヤのシュート（葉と茎の総称）とシュートの間は結構あいており，そこに様々な植物が生育しています。先日，多摩川に種子採集に行きましたが，カワラナデシコやワレモコウなどの生育がみられました。チガヤマットにはこれらの植物は着いていません。そのため，多様な草地を創出したいと考えている場合には，チガヤマット単体を設置した場合，自然に周囲から植物が侵入定着することを待たなければなりません。周囲に自然度の高い草地があるのであれば，これも一つの方法であると言えます。一方，それを期待することが出来ないような場所であるのであれば，設置したチガヤマットに対象とする植物の苗の植栽が効果的です。
カワラナデシコ
ワレモコウ（堤防法面で除草管理が行われるため，あまり開花しているのを見ないですね。）
今日では様々な植物のポット苗が販売されていますので，これれを使用することもできます。しかし，目的によっては次の点で課題もでてきます。
① φ9～10.5cmのポット苗はマット上に植栽するにはサイズが大きすぎる。
② 導入する植物の産地が不明である。
③ 野草ということで購入したが園芸種であった。
エスペックミックでは，現在，チガヤと混生できる植物（主に雑草）の種子をそれぞれの地域から採集しています。これらをチガヤマットに植栽しやすいφ2cmのルートボールミニとして必要に応じて生産することとしました。
現在，採集対象として検討している植物は以下の通りです。
・タンポポ（在来）
・ノアザミ
・ワレモコウ
・カワラナデシコ
・アキカラマツ
・ウマノアシガタ
もし，それぞれの地域の植物について何らかのご要望があればご連絡ください。
…..ツルボとかノビルとかも考えてますが，これはいくら何でも要望は無いかもしれませんね。
[2012/06/27]木村保夫
カテゴリ：在来種による緑化
