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長野県 諏訪湖 ~植生護岸による湖岸の浸食防止~

 ベストマンシステムの設置により水際に発達したヨシ群落.  ヨシの高さは3.5m程に達した.

水際に発達したヨシ群落は,湖岸の景観を柔らかいものとし,また波浪のインパクトから湖岸の浸食を守ることができる.ベストマンロール(BR506,φ50cm(植生ロール))に植栽した苗(ベストマンルートボール BC06(ヤシ繊維基盤ポット苗))の大きさは,植物高がわずか50cm足らずであったが,ベストマンロールが安定した生育基盤として機能し,現在では高さ3.5mにまで成長している.

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一般に湖沼 におけるヨシ原の復元は,堤防前面に覆土を行い,そこにヨシを植栽する方法を採ります.この際,覆土前面は波浪により湖岸が浸食されるため,板柵工を施し たり,離岸堤を設置する必要がありました.しかしこの場合,施工が大がかりとなり,ちょっとした現場ではなかなか実践することが出来ないのが現状です.

 ベストマンルートボール(BC06)はヤシ繊維基盤の上で育成させた植物苗です.波浪や流水の影響を受けても基盤が流失しません.

ベストマンシステムでは,安定した基盤(ベストマンロール)+充実した植物苗(ベストマンルートボール)との組み合わせや,植栽済みベストマンロールを使用することにより,植生護岸を迅速に形成することができます.場合によっては,板柵や離岸堤防が必要であった場所でも安定したヨシ群落を形成させることが出来ます.

置きに向かって発達したヨシ群落は景観的に優れているだけではなく,生態的にも大きな役割を果たしています.

[木村保夫]

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