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近年、農地の宅地化が進み、埋め立てなどで多くのため池が姿を消している中で、この原西池ではかつて水草が生え、昆虫や水鳥のすみかとして豊かで多様な自然を持ち、人々の生活と密接にかかわってきた昔 ながらの「ため池」の再生と地域住民の憩いの場としての機能を持たせた公園整備(散策路やベンチや芝生広場)とが併せて実施されました。市が掲げた旗は 「自然環境、生態系の保全」「地域の憩い場づくり」です。
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[2007/8/2]
ベストマンアイランドと水際の植裁済みベストマンロール状況
これは私の上司が撮ってきた写真です。天気が悪いので良くわかりませんが、まぁまぁ育っているとの事でした。近くで見たいものです。池が大きいと中央部を見るためには望遠鏡が必要です(トランシットでも持っていこうかな)。周囲の植栽済みベストマンロールは順調です。
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水際にベストマンロール(植生ロール),
その背後にベストマンパレット
(植物種:ヨシ,マコモ,フトイ)を設置.
1998年3月11日.
ため池の護岸には様々な方法が考えられます.植生護岸は単なる修景緑化ではなく,水生植物を繁茂させることにより,波浪による湖岸の浸食を防止します.植生護岸の良い点は,波浪を反射させず,吸収させることです.そのため反射波による対岸の浸食を防止します.また,写真からも明らかなように,植生護岸を形成すれば,多くの生物の生息環境として機能します.さらに,ある程度は水質の浄化も期待できるでしょう.
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今日では多くのため池がコンクリート護岸で覆われている.かつて,かつて良好な水質と多様な生物が生息していた農業用のため池でも,管理を容易にするために,土羽であったため池をコンクリート護岸とすると急速に水質の悪化と生物多様性の減少が生じる場合が多い.コンクリート護岸と水質の悪化や生物多様性の 減少の原因は明らかではないが,やはり,ため池の水質は周囲の環境と連携しているのかもしれない.土羽のため池を維持管理するには非常に大きな労力を必要とするために,コンクリート護岸となるのはやむを得ない場合もある.ただ,その場合にはできるだけため池の機能を損なわないような配慮が必要である.
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