2020/06/17(水)東京都 浮間公園 ベストマンロール
東京都の浮間公園にベストマンロール(植生ロール)を納品させて頂きました。
ベストマンロール(植生ロール)は円筒形のネットにヤシ繊維が高密度で充填されたじゃかご状の製品です。本製品は,本現場のような池はもちろん,河川や湖等の水際の浸食を防ぐ土留めとして利用できます。
植生ロールの固定は一般的には杭丸太を使用しますが,今回の現場では植生ロールの底面にジオテキスタイルを敷いて結束することで固定しました。
施工から約2年後現場を訪れてみると,水際の土留めの役割はしっかりと果たしていました。さらに上記の写真のように,部分的にはロールに周辺の植物が生えたり,苔むしたりと一見どこにロールがあるか分からないくらい自然な風景となっていました。
また状況を確認しに行きたいと思います。
ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
【東建介】
2020/06/10(水)東京都 平和の森公園
東京都の平和の森公園にべステック・ロックロール(ネットじゃかご)が設置されました。
べステック・ロックロールは化学繊維の網でできた繊維系のじゃかごで,地形の起伏に柔軟に対応することができます。今回の現場ではその柔軟性を活かして,湾曲した水路護岸の土留めとしてご利用頂きました。
ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
【東建介】
2012/07/20(金)東京都 井の頭自然文化園水生物館 ~井の頭池からのアオコの侵入を防止する~
2006/02/22(水)東京都 花畑川
水際に良好な植物群落が形成された.
玉石と植生の組み合わせにより良好な
景観が形成された.
植生の定着は無く,表土の流出が
著しい.
表土が流出したままであるため,
玉石が目立つやや荒廃した景観が
維持されている
施工後およそ1ヶ月後に状況確認のため現場を訪れた.導入した植物は在来種で,日本各地に普通に生育する種類の植物であるアゼスゲとカサスゲとした.写真上段はベストマンパレット設置ヶ所で,下段は対象ヶ所である.ベストマンパレット(植栽済み植生パレット BP800)から成長した植物は良好に成長していることが確認された.設置から僅か1ヶ月後ということで,まだ植物が群落を形成していないため,遠目にはその違いはあまりよく分からない.しかし,写真から明らかなように,ベストマンパレットを設置した箇所では,良好な水辺の景観が形成されつつあることが分かる.一方,対照ヶ所においても一部で植物の定着が認められているが,タガラシ等一部の湿生植物を除き,そのほとんどが陸上植物であった.また,外来種であるネズミムギの生育が卓越していた.不思議なことであるが,外来種による植生が荒廃した景観を形成するのに対し,在来種の水生湿生植物による水際の景観はどこか”ほっとする”ものがある.都市河川において外来種を排除することは技術的,物理的に極めて困難であるが,できるかぎり在来種が優占する川づくりを実践していきたい.
[木村保夫]