2005/01/25(火)千葉県 小野川

[2005/08/02]
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良く繁っています
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マコモ


 半年ぶりに現場に行ってみました.現場に行くときはいつも受験の結果発表の様にドキドキするものです.現場に行ってみると,青々とマコモが成長(しすぎるぐらい)していました.きっと,栄養塩が豊富にあるのでしょう.写真撮影をしていると,近くの橋から中学生の男の子と女の子が数名,こちらの方を指さしながら何やら話していました.そう言えば,植栽会をしたのは小学校6年生だったので,もしかしたらこのマコモを植栽した時の彼らかもしれません(私のことを怪しいおじさんであると話していたのかも(笑)). これまで,単調であった河川にちょっとした変化ができたので様々な生き物が定着していまいた.メダカやボラの子供,そしてナマズにウシガエルのオタマジャクシ.結構子供たちが遊びに来るようになったとのことでした.

[木村保夫]

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2004/06/01(火)千葉県 黒部川

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[背景とその課題]
 黒部川は利根川の下流に位置する支流で,その水は飲料水や農業用水に使用されています.黒部川は低地に位置しているため,流速が遅く,水質汚濁が問題と なっていました.黒部川は両岸が鋼矢板護岸であるため,その当時は水際に水生植物群落はほとんど存在していませんでした.そこで,黒部川では水生植物群落 による水質浄化が検討されました.課題として,鋼矢板護岸の水際に水生植物群落を植栽するための立地を創出すること,そして効果的に水生植物群落を成立さ せることでした(写真1).

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2004/05/24(月)大阪府 松尾川 ~ふるさとの川整備事業~

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河川を含めた公園整備事業の一環として松尾川の一区間において低水路が整備されました。
水際にはベストマンシステム工法によりスゲ類を中心にした植生を創出しました。またノハナショウブを点在させるなど景観的な配慮を行なっています。
言うまでもなく、多自然型川づくりにおいては施工後の追跡調査や維持管理が重要な意味を持ちます。下記に施工の手順と共に施工後の状況をご紹介します。
(右写真:植生工直前の状況)

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2003/07/31(木)大阪府 豊能町水路 ~水路の自然再生の試み~

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豊能町水路施工後4ヶ月後の状況
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一般的な水路の改修事例


水路の改修というと一般的にはU字型一直線の灰色の光景(左写真)が目に浮かんでしまいますが,豊能町の水路では水路としての機能を維持させながらも,できるだけ自然に近いものにすることが検討されてきました.
そうした中,この水路では護岸には多孔質ブロック,護床にはロックロール(STW200;ネットジャカゴ)及びルートボール(BC06 ヤシ繊維基盤ポット苗(φ6cm),植物種:セキショウ)が導入されました.ちなみに当該水路は修景施設ではありません.下の4枚の写真が施工時の流れです.

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