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関西屈指の渡り鳥の飛来地、「野鳥の楽園」として知られる兵庫県伊丹市の昆陽池(こやいけ)。
都市部のため池としては広大な面積(12.5ha)を誇るこの昆陽池は、外来生物法で特定外来生物に指定されているナガエツルノゲイトウ等帰化植物の繁殖 やヌートリアによる水辺の植物の食害被害、富栄養化等様々な問題を抱えています。そんな中、現在伊丹市及びこの昆陽池の環境保全と再生に取り組む市民団体「伊丹の自然を守り育てる会」により池内の一区画においてヨシ群落整備の試みが行なわれています。
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近年、農地の宅地化が進み、埋め立てなどで多くのため池が姿を消している中で、この原西池ではかつて水草が生え、昆虫や水鳥のすみかとして豊かで多様な自然を持ち、人々の生活と密接にかかわってきた昔 ながらの「ため池」の再生と地域住民の憩いの場としての機能を持たせた公園整備(散策路やベンチや芝生広場)とが併せて実施されました。市が掲げた旗は 「自然環境、生態系の保全」「地域の憩い場づくり」です。
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大阪府和泉地方を流れる松尾川の上流域において 河川公園整備と併せて河川生態系保全・再生のためのワンド整備が実施されました。 「湾処」と書いてワンド・・・昨今ではこのワンドを備える河川というのはほとんど見られなくなってきましたが、ワンドは稚魚や鳥類の生活の場として、また 水辺の生き物にとっての出水時における避難場所として機能する河川生態系にとって非常に重要な舞台となります。ツ黴 人工的にワンドを新しく整備するというのは決して容易な事ではありません。せっかく整備しても生き物が集まってこない、出水によりワンドそのものが崩壊し てしまう、土砂堆積によりワンドが完全に埋まってしまう事も数多く報告されています。また植生という側面にも湿地状態がうまく保てなかった結果、ワンド周 囲が外来の陸生種(セイタカアワダチソウ・セイバンモロコシ等)に覆い尽くされてしまったり、逆に裸地(無植生)の状態が継続的に続いてしまったりという 問題が生じる事があります。ワンドでの豊かで安定した我が国本来の水辺生態系構築のためには、施工時段階における水辺の植生整備はやはり必要となるケース が多いのではないでしょうか。
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[2007/8/2]
ベストマンアイランドと水際の植裁済みベストマンロール状況
これは私の上司が撮ってきた写真です。天気が悪いので良くわかりませんが、まぁまぁ育っているとの事でした。近くで見たいものです。池が大きいと中央部を見るためには望遠鏡が必要です(トランシットでも持っていこうかな)。周囲の植栽済みベストマンロールは順調です。
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