2020/03/27(金)日本国内産の在来種の種子による緑化
エスペックミックでは日本国内で採集あるいは生産した在来種の種子を取り扱っています。
緑化面積の規模に応じて,種子吹付用あるいは手撒き用の種子としてご利用頂くことができます。
現在のところ大量に供給できる種類は,メヒシバ,カゼクサ,チカラシバの3種類です。
一年草であるメヒシバは,発芽率が高く初期成長が早いため,速やかに緑化をしたい場合に有効です。対して,多年草であるカゼクサやチカラシバは,メヒシバと比較すると初期成長はゆっくりですが,冬枯れ後も地下部が残り翌年以降も出芽成長するため,長期的な緑化をしたい場合に有効な種類と考えています。
では,実際にいつ播種すれば良いの?と疑問が出てきますね。
種子の発芽適期は,施工場所,環境条件,植物の種類によって異なるため一概には言えませんが,4月~8月頃が発芽適期と考えています。施工場所によっては9月中旬に播種した場合でも,施工からおよそ1ヶ月で緑化することができます。また,一般的な外来牧草の種子とは違い,冬季に播種した場合は中々発芽しません。
また,メヒシバ,カゼクサ,チカラシバ以外の日本国内産の在来種をお探しの方も一度お問合せ下さい。
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【東建介】
2019/03/11(月)試験用のササマット!?
緑化用として開発中のササマット。なんと,除草剤の試験用に使ってみたいとの御問合せが!
先日試験用としてササマットを御注文頂きました。
なぜ?除草剤の試験用にササマットを使いたいのだろう?と思い,調べてみると,ササ類は強害雑草として様々な場所で問題視されているようです(もちろんササの種類にもよりますが)。
確かに現場を見てみると,高速道路の法面や路肩,公園などササが繁茂しすぎている場所を見かけます。
除草剤の試験用とは予想外でしたが,何はともあれ,お客様のご要望にお応えできる事が1番です。
ササマットにご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
もちろん緑化用としてもお使い頂けますので。
【東建介】
2018/04/02(月)ただ今、「ススキ」の種子(小穂)を精製してます。
ススキは治山事業を中心に法面緑化や造園工事で多く利用されてきました。
これまで流通していた多くのススキは外国産由来のススキでしたが様々な問題を含んでいたため、
今では外国産ススキの流通は見合わせている状況と伺っています。
一方、ススキは日本の国土形成や景観形成において欠かすことのできない植物の一つです。
当社では、先のブログに掲載させていただいたように、日本産ススキ種子の採取を行っています。
ススキの種子は果穂から小穂を取り外したものを利用しています(一次精製)。
当社においては種子の出荷は小穂の状態で行っております。
※更に果実の取り出しまでの精製は行っていません(二次精製)。
1グラム当りにどれだけの小穂があるかを数えてみました。
小穂はとても軽く綿毛がついているため、ちょっとした風で動いてしまうので、
細かい作業にため息もつけません(笑)。なかなか大変な作業でした。
小穂の量は、1グラムあたり、おおよそ1100粒でした。
数えながらよく小穂を観察すると、種子(果実)があるかないか分かってきます。
果穂を採るタイミングを逃すと既に中味がなかったり、
逆に早いと未熟だったり・・・奥深いです。
ススキのご入用はお気軽に問合せ下さい。
【山口・三島】