2024/04/15(月)世田谷区立岡本いこいの森緑地 在来種で緑化シート(ワラシバ)

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国産の在来種種子(国内産在来種種子)を用いて公園を緑化する

 世田谷区立岡本いこいの森緑地拡張工事において、国産の在来種種子(国内産在来種種子)を用いて公園内の緑化を試みました。国産の在来種種子(国内産在来種種子)を植生シート(在来種で緑化シート)に配合しました。

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施工直後(2023年2月21日撮影)
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施工後3ヶ月(2023年5月31日撮影)

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2024/04/04(木)林道法面におけるシカ食害対策の緑化(埼玉県内の事例)

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シカ(鹿)生息地における現状と課題

 これまで、神奈川県内のシカ(鹿)食害地における緑化事例をご紹介してきましたが、近隣の埼玉県でも同様にシカの食害により植生が衰退している状況が確認されています。植生が衰退して裸地化した箇所は、降雨によって土壌浸食が起こっており、自生する樹木の根が露出している箇所が見受けられます。このような場所では、林道への倒木や土砂崩れ等の災害が発生する可能性があり、これらを事前に防ぐためにもシカ(鹿)生息地において、まずは法面等を早期に緑化し、土壌浸食を防止させる必要があります。
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シカ食害により衰退した植生(埼玉県内)
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土壌浸食が起こり樹木の根が露出した状況

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2024/03/20(水)林道法面におけるシカ食害対策の緑化(神奈川県内の事例その2)

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シカ(鹿)生息地における現状と課題

 シカ食害対策の緑化(神奈川県内の事例その1)でご紹介しましたように、神奈川県内のシカ(鹿)生息地では、シカの食害により植生が衰退し裸地化した状況が確認されています。林内に残っている植生としてはアセビやシダ類などが点在しているだけで、裸地化した箇所がシカに踏み荒らされて崩れたり、降雨によって土壌浸食が起こったりしています。さらに、林内は日陰条件であるため、このような場所で生育する植生はかなり限定されてきます。
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裸地化した法面が崩れた状況
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裸地した林内。日当たりは悪く日陰条件である。

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2023/11/23(木)林道法面におけるシカ食害対策の緑化(神奈川県内の事例その1)

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シカ(鹿)生息地における現状と課題

 神奈川県内のシカ(鹿)生息地では、シカの食害により植生が衰退し裸地化した状況が確認されています。裸地化した箇所がシカに踏み荒らされて崩れたり、さらに降雨によって土壌浸食が起こったりしており、林道に土壌が流出した箇所も見受けられます。実際に土砂崩れの被害を受けた民家の裏山を観察させて頂くと、シカの食害により下層の植生無くなってしまい、土壌浸食が至る所で起こっている状況でした。土砂崩れ等の大規模な災害を事前に防ぐためにも、まずは法面等を早期に緑化し、土壌浸食を防止させる必要があります。
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シカ食害により衰退しつつある植生
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土砂崩れの被害を受けた民家の裏山の状況

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