日本国内で採集あるいは生産した種子のみを用いた植生シートです。一年草と多年草を組み合わせることで、早期緑化と長期にわたる緑化を可能にしました。標準配合はメヒシバ、カゼクサ、チカラシバです。
在来種で緑化シートにはワラシバタイプと植生シートタイプの2つがあります。
※1)製品の形状や色などの仕様は予告無く変更される場合があります。あらかじめ御了承ください。
現時点では「在来種で緑化シート」に使用している植物は一年草としてメヒシバ,多年草としてカゼクサとチカラシバです。いずれの植物も日本の各地に普通に生育している植物です。「在来種で緑化シート」に使用されている種子はエスペックミックの圃場で生産されたものか野外で採集したしたものとなっています。将来的には様々な環境に対応することができるように他の植物についても継続的に検討を行ってゆきます。
| 名称 | 形状 | 配合種子 |
|---|---|---|
| ワラシバタイプ(標準配合) | W1.0m×L20m | メヒシバ,カゼクサ,チカラシバ |
| ワラシバタイプ(鹿不嗜好性配合) | W1.0m×L20m | チカラシバ |
| 植生シートタイプ(標準配合) | W1.0m×L25m | メヒシバ,カゼクサ,チカラシバ |
| 植生シートタイプ(鹿不嗜好性配合) | W1.0m×L25m | チカラシバ |
在来種で緑化シートは一年草と多年草を組み合わせることで,価格を抑えつつ早期緑化と長期にわたる緑化を実現しています。一年草は発芽率が高く初期成長も早いのが特徴です。一年草と同時に多年草も発芽成長しますが一年草よりも成長が遅いため,はじめはあまり目立ちません。しかし,翌年以降には一年草に置き換わって多年草が優占することになります。
下の写真では,7月27日時点では一年草のメヒシバが優占していますが,およそ1年後の6月28日には多年草のカゼクサとチカラシバが優占しています。
5月25日
6月29日
7月27日
10月26日
翌年の4月26日
翌年の5月23日
翌年の6月28日(約1年後)
大きい葉がメヒシバ,細くて小さい葉がカゼクサ。
メヒシバが枯れた時点でカゼクサが成長している状況。
メヒシバ,カゼクサおよびチカラシバの発芽時期は4月から10月ころまで確認することができますが,9月以降は発芽はするものの,気温の低下とともに成長は遅くなり,発芽しても速やかな緑化が行われないため注意が必要です。
工事工程の都合からどうしても成育適期に在来種で緑化シートを設置することができない場合があります。このような場合,種子は翌年の春以降に発芽します。その間は植物による法面の安定化が行われませんので,土壌の浸食に対して十分に注意を払う必要があります。
1月5日の状況。設置直後。
5月29日の状況。設置から4ヶ月後。
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