水辺を緑化する

河川や水路,湖沼やため池など,水際に成立する抽水植物群落は水辺の景観を形成するだけではなく,水域から陸域に連続させることで生物多様性を確保する上でとても大切です。しかし,近年ではコンクリート護岸やブロックマット護岸が多く,なかなか水際に植物を植栽することが困難です。エスペックミックでは様々な製品で水際の緑化を行っています。



河川と水路


玉川 especmic 左岸側に植栽済ベストマンロールを設置した事例。設置から3ヶ月後の状況。植栽済ベストマンロールの効果がよく分かる。
 河川や水路の水際の緑化は潤いのある空間を形成するだけではなく、水域と陸域を連続させ、様々な生き物の生息を可能にします。河川の緑化で課題になるのは,水際に植栽した植物が出水時に倒伏したり,泥がかぶったり,あるいは流出してしまったりすることがあることです。そのため対象とする河川環境に対して適した植物を選択し,出水時にも植栽した植物が流出し難い方法を用いることが大切です。こうした観点から,河川や水路の緑化では植物と生育基盤とが一体となった植栽済ベストマンロールベストマンパレットが最適です。植栽基盤を杭丸太やくさび形の止め杭によって強力に固定することで,速やかに水際に水生植物群落を創出することができます。


都市河川


 都市部を流れる河川は都市に潤いをもたらすだけではなく、まとまった自然としての機能も期待できます。
 しかし,現実的には洪水対策の改修が進み,高水敷がなかったり,コンクリートの急傾斜の護岸が設置されていたり,あるいはかなり深く掘り込まれた河道を持つ場合がしばしばあります。近年ではゲリラ豪雨によって急激に水位が上昇し,その瞬間にかなりの流速がでるなど、なかなか緑化が難しい状況にあります。でも工夫すればこうした都市河川でも緑化はできます。
 写真は,都市河川に設置された護床ブロックを緑化した事例です。護床ブロックはコンクリートの井桁状となっており,内側に吸出防止材を設置して割栗石と現地発生の土砂を充填,その上に基盤が生分解されない合成樹脂基盤ベストマンパレットを設置しました。かなり工夫が必要でしたが,都市河川において安定した緑を成立させることができました。
護床ブロックの緑化 especmic


感潮域


木曽川感潮域 especmic
 河口付近など潮汐の影響で定期的に水位が変動し、塩分の影響を受ける環境は最も緑化が難しい環境の一つです。河川感潮域に生育する代表的な植物はヨシで,広大な群落を形成しています。そのため,河川改修時には表土とともに大量の地下茎を確保することができます。施工時に地下茎混じり土壌を用いることで比較的安価に大面積のヨシ群落の再生を行うことができますが,植生の再生までにかなりの時間を要したり,水際の表土が流出したりするなどの課題もあります。こうした場所では,ヨシがあらかじめ植栽育成さいれている植栽済ベストマンロールベステック・リベットメントを使用すれば,より確実にヨシ群落を再生することができます。


湖沼


 湖沼の場合,波浪の影響の対策が最も重要です。離岸堤などを設置すれば容易に静水域を確保することができますが,離岸堤防の設置方法によっては景観的な問題や離岸堤内の底質のヘドロ化など様々な問題を生じさせることもあります。そのため,可能であればこうした構造物を作らずに水際に水生植物群落を創出したいものです。その場合,植物にとって安定した植生基盤を設置するとともに,できるだけ大きく成長した導入が大切です。その場合生育基盤と植物が一体となったベストマンパレット植栽済ベストマンロールが適しています。また,湖沼によっては季節によって水位が変動します。植物の植栽可能水深と生育可能水深は異なりますので,水位変動の程度に基づいて植物の設置高を十分に検討する必要があります。
諏訪湖 especmic


ため池と公園


 ため池や公園の池など比較的規模が小さく,波浪の影響があまりない場所では,水際に水生植物群落を創出することは比較的容易です。しかし,実際にはコンクリート護岸であったり,直立護岸で浅瀬がないなどの課題もあります。こうした環境では,吊り上げることができる布団カゴを多段積みするなどして浅瀬をつくり,そこにベストマンパレット植栽済ベストマンロールを設置することで容易に水生植物群落を創出することができます。
浮間公園 especmic


ビオトープとせせらぎ水路


高野山親水公園 especmic
 ビオトープやせせらぎ水路を創出することで、様々な生き物の生息空間を創出することができます。また、美しい花が咲く植物を植栽すれば、それぞれの季節に花を楽しむこともできます。ビオトープやせせらぎ水路を創出する際には水際の土留めが必要になります。ベストマンロールや繊維系蛇カゴであるベステック・ロックロールで水際の土留めを行うことが可能です。ベストマンロールには,ヤシ繊維基盤で育成させた水生植物苗のルートボールを植栽することができます。また,ベストマンロールにあらかじめ植物が植栽育成された植栽済ベストマンロールを用いれば,水際の土留めとともに速やかに植生を創出することができます。注意点としては浅い水域にヨシやヒメガマなどの大きく成長する水生植物を植栽すると,水域全域がこれらの植物に覆われてしまうことです。ビオトープの大きさや水深,維持管理などにより植栽する植物を選定することが大切です。

 河川の事例一覧

 湖沼の事例一覧

 ビオトープの事例一覧

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