2018/06/19(火)今春の採集種子をお知らせします

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気付けばもう6月半ば。今年の春に採集した種子の精製がぼちぼちと終わり始めてきました。

そこで今年の見込み採集量をお知らせしたいと思います。

アメリカフウロ(100g)、オオイヌノフグリ(500g)、オランダミミナグサ(600g)、カズノコグサ(1,000g)、カラスノエンドウ(1,000g)、スズメノエンドウ(100g)、スズメノカタビラ(150g)、スズメノテッポウ(1,000)、タチイヌノフグリ(50g)、ナズナ(1,100g)、ノボロギク(15g)、ハコベ(300g)、ヒメオドリコソウ(250g)、ホトケノザ(200g)、ヤエムグラ(400g)

次は夏雑草だの採集だ!!

雑草のたねに関するお問い合わせお待ちしております。

【東建介】

2018/06/06(水)カラスノエンドウの種子を精製しました!

緑の中に、小さな小さなピンクの蝶々が羽を広げて休んでいるように見える…
春になると、そんな光景が広がっているように見えるのが「カラスノエンドウ」です。
正式な和名は「ヤハズエンドウ」と言います。

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種子が熟すと、黒く堅い鞘になることなどから、
「カラスノエンドウ」と名付けられたようですが、
その黒く堅い小さな鞘からパチンとはじけて種子が飛び出す様子は、
まるで鉄砲玉の様です。

先日大量に採取した植物体の上に、
種子が弾け飛ばない様、シートをかぶせていると、
早速、パチンパチンとはじける音が!!!
溜まった種子はいったん取り出し、
それ以外は鞘から直接種子を取り出す作業の繰り返し…
結構地味で根気のいる作業です(;-_-) =3
そうして精製したものを見てみると、
種子というよりは、小石に見えますね(笑)

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調査・研究・鑑賞などなど…
用途は多々ありますが、
実は食用としても美味しく食べられる優秀雑草なので、
是非是非、試してみてはいかがでしょうか?

2018/05/22(火)チガヤの季節

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街中でチガヤの穂が見られる季節となってきました。

この季節は私たちにとってはチガヤの種子の採取シーズンでもあります。
これから草地に出かけてせっせと種子を採りに行ってきます。

白色の穂が風に揺れる風景は見ていて気持ちいいですね。
チガヤは在来の雑草で、日本各地に分布しています。
是非近くの土手などに探しに行ってみてはいかがでしょうか。

【山口・緋田】

2018/05/22(火)オオイヌノフグリの種子を精製中です!

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「オオイヌノフグリ」という雑草をご存知ですか?
青い小さな花で、
地面を這うように咲いている花です。

見た目も色もとても可愛いのに、
名前は「オオイヌノフグリ」不思議ですよね。

調べてみると、名前の由来が判明!
見た目とは正反対の名前の由来にビックリしました(;´▽`A

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花も小さいので、種子も1㎜程度と非常に小さく、
果皮の大きさにもよりますが、
10粒前後の種子が、1つの果皮に入っています。
大量に植物体を採ってきても、採れるのは僅かですが、
急ぎ、精製を行っておりますので、
販売まで、しばしお待ちください!

2018/04/02(月)ただ今、「ススキ」の種子(小穂)を精製してます。

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ススキは治山事業を中心に法面緑化や造園工事で多く利用されてきました。
これまで流通していた多くのススキは外国産由来のススキでしたが様々な問題を含んでいたため、
今では外国産ススキの流通は見合わせている状況と伺っています。

一方、ススキは日本の国土形成や景観形成において欠かすことのできない植物の一つです。
当社では、先のブログに掲載させていただいたように、日本産ススキ種子の採取を行っています。

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ススキの種子は果穂から小穂を取り外したものを利用しています(一次精製)。
当社においては種子の出荷は小穂の状態で行っております。
 ※更に果実の取り出しまでの精製は行っていません(二次精製)。

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1グラム当りにどれだけの小穂があるかを数えてみました。
小穂はとても軽く綿毛がついているため、ちょっとした風で動いてしまうので、
細かい作業にため息もつけません(笑)。なかなか大変な作業でした。

小穂の量は、1グラムあたり、おおよそ1100粒でした。

数えながらよく小穂を観察すると、種子(果実)があるかないか分かってきます。
果穂を採るタイミングを逃すと既に中味がなかったり、
逆に早いと未熟だったり・・・奥深いです。

ススキのご入用はお気軽に問合せ下さい。

【山口・三島】