植生ロープ
(しょくせいろーぷ)

 植生ロープは、日本国内で生産あるいは採取した国産の在来種種子を配合した紐状の緑化資材です。

 長さは3m/本、太さはφ12mm、素材は綿を使用しています。一年草と多年草を組み合わせることで、早期緑化と長期緑化を両立します。配合種子には、シカ不嗜好性植物であるススキ等も含まれているため、シカ食害地における緑化資材としても期待されます。

 長野県、神奈川県および埼玉県などの治山や林道の現場を中心に、試験的ではありますが様々な現場でご利用いただき始めました。植生ロープの実績表


適期であれば2週間程度で発芽します

 配合している国内産の在来種種子は、野外では一般的に5月~9月ごろ発芽します。9月以降は発芽はするものの、気温の低下とともに成長は遅くなり、速やかな緑化が行われないため注意が必要です。適期に施工した場合は、施工後2週間程度で種子が発芽してきます。

植生ロープの発芽試験

施工直後(2026年7月8日撮影)

植生ロープから種子が発芽している

施工後2週間(2026年7月24日撮影)

例えば、春に施工した場合は、夏にかけて植物体が成長していきます。その後、秋~冬にかけて地上部が茶色く冬枯れの状況になります。産の在来種の多年草も配合していますので、地下部が残っていれば翌春に再び出芽してきます。


線状に緑化して土留めをつくります


 植生ロープ(国産在来種種子)を法面や平面に設置し、配合した在来種種子がライン状に発芽成長することで、簡易的な土留めとなり、法面等の土壌表面の浸食を抑制させる効果が期待されます。

植生ロープによる小規模緑化 植生ロープで簡易的な土留めをつくります
ロープから発芽する種子 ロープに配合した在来種種子が発芽成長し、線状に緑化します

 落ち葉や枯れ枝などがロープに引っ掛かり、堆積することによっても土壌浸食が抑制され易くなると想定しています。

 設置方法は、ロープ端部をアンカーピン等で地山に固定するのみですので、非常に施工性が高く、近年、施工現場で課題となっている施工の省力化や労働負荷の軽減に貢献できる製品です。

土壌の浸食を防止している植生ロープ 現場の落ち葉や枯れ枝等がロープに堆積します
浸食防止に貢献する植生ロープに堆積する落ち葉や枯れ枝 落ち葉や枯れ枝が複雑に積み重なっている様子

設置方法

植生ロープの施工に使う道具 道具準備(植生ロープ/固定用アンカーピン)
植生ロープの施工 ロープ端部はアンカーピン等で固定する
植生ロープの施工 設置後、施工地を整える
施工が完了した植生ロープ 施工完了

施工事例

植生ロープによる浸食防止 施工直後(2026年5月28日撮影)
植生ロープによる小規模緑化 施工直後(2026年5月28日撮影)

仕様


  • ・植生ロープは日本国内で生産あるいは採取した在来種種子を配合した紐状の緑化資材です。
  • ・日本国産の一年草と多年草を組み合わせてロープに配合しています
  • ・配合している種子は国内産の在来種種子のため、野外での一般的な発芽時期は5月~9月ごろとなります。冬季は発芽しません。
  • ・施工性に優れており、作業の省力化や労働負荷の軽減に貢献します。

植生ロープの写真
植生ロープの写真

型式 形状 重量 備考
SR3000 φ12mm, L3m/本,綿 250g/本(3m 3m/本×10本入/箱
※製品の改良・改善のため、仕様、規格および外観等を予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください

使用条件: