2007/03/18(日)大阪府 小公園せせらぎ水路 ~まちに潤い空間を~

小公園のせせらぎ水路の水際を縁取った事例です.最近は学校にビオトープをつくることがとても多いですね.街角や小スペースにこうしたビオトープがあると,ちょっといい感じですね。

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ビオトープとはドイツで盛んに行 われており,いわゆるハビタット(Habitat = 生物の生息空間)と同義語とされていますが,日本では,比較的自由にとらえられており,学校ビオ トープや環境保全型ビオトープなど色々なビオトープがありますね.いずれにせよ,人々が身近な自然に関心をもつことがでる場所が増えることは好ましいこと ではないでしょうか?

この小公園も住宅地の中にあり,洗練された景観が形成されています.このせせらぎ水路の水際には植栽済みベストマンロール(植栽済み植生ロール)が使用されています.あらかじめ植物が植栽されているので,設置直後から良好な景観を形成します.このような場所にはもってこいの製品ですね。

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2006/03/01(水)大阪府 南星台傍示川ホタル保全事業

[2006/3/1]
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作業全景
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ホタル保全活動の案内看板
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職人顔負けの動きです
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ベストマンロールへの植栽中
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ヤシ繊維基盤苗 セキショウ
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何やら話し込んでます。
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1年前に実施した試験施工区
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1年前に実施した試験施工区
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お疲れ様でした!ハイ、チーズ!


交野市南星台の傍示川では地元住民の方々がホタルの保全・再生事業に取り組んでいます。現場に辿り着く5分前までは非常に交通量が多い地域なのですが、現場付近は空気も風景もガラっと変わり、異空間に飛び込んだようなそんな気分になる場所です。区長さんを始めとした地元の皆さんの「ホタルが安心して生活出来る場所を守り育てていきたい」という熱くて優しい想いがこの現場には一杯一杯詰まってます。
これまで本流部においては一時的な出水で川岸状態がなかなか安定せず水際の植生定着が困難でした。丈夫なポリプロピレン製ネットにヤシ繊維を高密度で充填したベストマンロールは、河岸を浸食から守り、同時に水際の植生基盤として高い効果を発揮します。そしてここに5pot/mの植栽密度でロールからの脱落・流亡が起き難いルートボール(ヤシ繊維を基盤にした水生植物苗)を植栽しています。現場の環境条件から植物種はセキショウ(サトイモ科・常緑)が選択されました。
試験施工を実施した区間では既にセキショウがしっかりと活着しています。少し気が早いかもしれませんが、次回は緑あふれる水際と飛び交うホタル・・・そんなご報告が出来ればと思っています。南星台の皆さん、引き続きがんばってください!!また応援行きます。



[2006年3月1日]

2004/05/24(月)大阪府 松尾川 ~ふるさとの川整備事業~

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河川を含めた公園整備事業の一環として松尾川の一区間において低水路が整備されました。
水際にはベストマンシステム工法によりスゲ類を中心にした植生を創出しました。またノハナショウブを点在させるなど景観的な配慮を行なっています。
言うまでもなく、多自然型川づくりにおいては施工後の追跡調査や維持管理が重要な意味を持ちます。下記に施工の手順と共に施工後の状況をご紹介します。
(右写真:植生工直前の状況)

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2003/07/31(木)大阪府 豊能町水路 ~水路の自然再生の試み~

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豊能町水路施工後4ヶ月後の状況
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一般的な水路の改修事例


水路の改修というと一般的にはU字型一直線の灰色の光景(左写真)が目に浮かんでしまいますが,豊能町の水路では水路としての機能を維持させながらも,できるだけ自然に近いものにすることが検討されてきました.
そうした中,この水路では護岸には多孔質ブロック,護床にはロックロール(STW200;ネットジャカゴ)及びルートボール(BC06 ヤシ繊維基盤ポット苗(φ6cm),植物種:セキショウ)が導入されました.ちなみに当該水路は修景施設ではありません.下の4枚の写真が施工時の流れです.

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