2018/11/13(火)蓮沼川 自然石連結ブロックの緑化
河川の護岸に用いる自然石連結ブロックは自然石を利用した護岸です。緑化を行うために現地発生土の客土などが行われますが,客土の中には様々な植物の種子が混ざっており,外来種の種子も多く含まれています。そのため,どのような植生になるのか不確実性があります。
2008/01/28(月)兵庫県 加古川護岸法面緑化事業 ~河川堤防法面におけるチガヤ群落整備に向けて~
加古川の中流域にあたるここ兵庫県西脇地域は平成16年の台風23号により甚大な被害がもたらされた地域で、同年中に河川激甚災害対策特別緊急事業に指定され、平成17年から継続して河床掘削や堤防強化及び嵩上工事が進行中です。
堤防法面は図らずも工事後瞬く間に帰化植物やツル性植物に覆われてしまうといったケースが珍しくありませんが、ここ加古川の堤防法面でもそのような状況が至るところで見られます。
そんな中、堤体工事が竣工済みの一部区間においてチガヤを主体とした在来草本群落の整備への取組みが始まっています。そこで今回は2008年3月に施工したばかりのチガヤマットにスポットをあてて現場のご紹介させていただきます。
2007/03/26(月)兵庫県 武庫川上流 オギ群落の再生
試験植栽から約3ヶ月経過し、オギの生育状況確認に行って来ましたのでご報告します。
まず大型ルートボールのオギは全ての苗が順調に成育していました。雨水による法面の表土浸食の跡は見られるものの竹串による苗固定の効果もあってか苗自体の脱落は全く起きていません。掘り起こしてみたところ地下茎伸長による新芽の展開も始まっていました。
ルートボールミニ(プラグ苗)のオギについては期待していた程の成長はまだ見られません。植栽後の一時的な乾燥を受けてか、一度葉を落とした痕跡が見られます。根茎の枯死までには至らず何とか復活して現在に至るといったような状況でした。しかしながら掘り起こしてみると、明らかに植栽当時よりも発達した根系が確認出来ましたので、今後の巻き返しが楽しみです。