2024/04/09(火)現場採取の萱株の代替品となるススキ苗(萱株苗)
埼玉県の林道法面や治山の現場で丸太筋工等に利用されている現場採取の萱株(かやかぶ)の代替品として、萱株苗(かやかぶなえ)を導入しました。萱株苗(かやかぶなえ)はススキやチカラシバの種子から育成させた小さな軽量のセル苗(φ2cm)です。萱株苗を利用することで、従来の萱株の採取、株分け、運搬作業に掛かる人工や作業手間を省くことができ、全体の工期短縮につながることが期待できます。
施工後およそ1年が経過した現場を確認してみると、定着した萱株苗は、分げつを多数出し、株状に拡大していることが確認されました。一部、消失した苗も確認され、これについては降雨によって法面が崩れ、植栽した萱株苗が流出したことや冬季の凍上により萱株苗が持ち上がり、地下部が露出し、根が乾燥したこと等が原因であると考えられました。
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